ナタリー・デセイ／オペラへの誘惑１９９４〜２０１４（２ＣＤ）

ナタリー・デセイ／オペラ・アリア＆ソングス（２ＣＤ）
モーツァルトからミシェル・ルグランまで

フランスの人気ソプラノ歌手、ナタリー・デセイのベスト・アルバム。コロラトゥーラのテクニックを駆使したオペラ・アリアから、ミシェル・ルグランやアントニオ・カルロス・ジョビンの洒落たポピュラー・ソングまで、デセイならではの幅広い芸風を楽しめる内容の2枚組ベスト盤で、デセイの個性が活かされた魅力的な選曲となっています。
　最後の曲、パスコールの『ベベ』は、このアルバムのためにギタリスト、リア・コーエンと録音した未発表の音源です。

【デセイ・プロフィール】
リヨン生まれ。1990年にウィーン国立歌劇場で開催された国際モーツァルト･コンクールに優勝して注目を浴び、パリ･オペラ･コミック座でオペラ・デビュー。
　その後、1991年リヨン歌劇場でモーツァルト『劇場支配人』『後宮からの逃走』、1992年にはパリ･バスティーユ･オペラ座で『ホフマン物語』のオランピア、1994年にはエクサン･プロヴァンス音楽祭で『魔笛』の夜の女王を歌って評判となり、世界的な知名度を獲得することとなります。
　同じく1994年にはメトロポリタン歌劇場に『アラベラ』で、1995年にはリッカルド･シャイーの指揮でミラノ･スカラ座にオランピア役でデビューし、世界の第1級のオペラハウスで名声を高めてゆきます。　（ＨＭＶ）

【収録情報』
● ドリーブ：『カディスの娘たち』
● ドリーブ：歌劇『ラクメ』より「Tu m'as donne le plus doux reve」
● ヴェルディ：歌劇『椿姫』より「不思議だわ」
● ヴェルディ：歌劇『リゴレット』より「慕わしき御名」
● ヴェルディ：歌劇『シチリア島の夕べの祈り』より「ありがとう、みなさん」
● トマ：歌劇『ハムレット』より「狂乱の場（遊びの仲間に入れて下さい）」
● ベッリーニ：歌劇『夢遊病の娘』より「ああ、信じられないわ」
● モーツァルト：歌劇『ツァイーデ』より「安らかにおやすみなさい」
● モーツァルト：歌劇『魔笛』より「恐れることはない、若者よ」
● モーツァルト：歌劇『魔笛』より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
● ヘンデル：歌劇『アルチーナ』より「帰ってきて、喜ばせて」
● ヘンデル：歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より「もし私に憐れみを感じてくださらないのなら」
● ラモー：歌劇『優雅なインドの国々』より「Danse du Calumet et la Paix et duo Forets paisibles」
● J.S.バッハ：カンタータ第51番より「コラール〜アレルヤ」
● ヘンデル：『主は言われた』より「あらゆる王を震撼せしめ」
● モンテヴェルディ：『ニンファの嘆き』
● モーツァルト：ミサ曲ハ短調より「聖霊によりて」
● モーツァルト：アリア『いいえ、あなたにはできません』K.419
● ブラームス：ドイツ・レクィエムより「あなた方は、今は悲しんでいる」R.シュトラウス：『愛の神』
● オルフ：『カルミナ・ブラーナ』より「天秤棒に心をかけて」
● ドビュッシー：『星の夜』
● J.S.バッハ／シュテルツェル：『あなたがそばにいてくだされば』
● ヴィラ＝ロボス：『ブラジル風バッハ第5番』より「アリア」
● アントニオ・カルロス・ジョビン：『三月の水』
● ハロルド・アーレン：『オズの魔法使い』より「虹の彼方に」
● ミシェル・ルグラン：映画『華麗なる賭け』より「風のささやき」
● ミシェル・ルグラン：『ル・シネマ』
● ミシェル・ルグラン：映画『ロシュフォールの恋人たち』より「デルフィーヌとランシアン」
● コール・ポーター：ミュージカル『ウェイク・アップ・アンド・ドリーム』より「恋とは何でしょう」
● パスコール：『ベベ』

　ナタリー・デセイ（ソプラノ）