Flaunt It (4CD Deluxe Edition)

元ジェネレーションXのベーシスト、トニー・ジェームスによって1982年に結成されたイギリスのニューウェイブバンド、ジグ・ジグ・スパトニック。EMIレコードと当時では破格の15億円という契約金でディールを交わし、1986年に満を持してリリースしたデビュー作『Flaunt It (邦題：ラヴ・ミサイル)』が4CDデラックスエディションで再発。

巨額の契約金が話題を呼び、近未来的なファッションでシーンに躍り出た彼らは、ジョルジオ・モロダーが制作したデビューシングル「Love Missile F1-11」の大ヒットで一躍ニューウェイヴシーンの申し子バンドに。

本作はその「Love Missile F1-11」を含むオリジナルアルバム収録の11曲＋アルバム未収曲「From the Gutter to the Stars」(インタビューに電子音をオーバーダブした曲)をCD1に収録。そしてロックとエレクトロ融合の先駆けとなった名曲「Love Missile F1-11」の数多あるリミックスをCD2に12ヴァージョン収録。

CD3にはセカンドシングルとなった「21st Century Boys」のリミックスをはじめ、シングルB面曲などのレアリティを収録。さらにCD4には、今回が初出となる「LIVE AT ABBEY ROAD」と題されたアビーロードでのスタジオライヴ音源を7曲収録。 曲間にスポンサーからのCMを挟んだり、日本語のカタカナを使ったアートワークを採用するなど、当時色々な意味で未来を先取りしていた名作を堪能できる4枚組となっている。