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“トルコ・ポップスの女帝”が約6年ぶりに新作を発表！

　トルコ・ポップス・ファンに朗報！　「トルコ・ポップスの女帝」として70年代から現在まで君臨するシンガー・ソングライターのセゼン・アクスが、2011年発売の『オプテュム』（ライス　AYR-5237）以来の新作を発表しました。
　自身のソロ活動のほか、多くの歌手への楽曲提供、さらには若手の育成まで、実に様々な顔を見せてくれるセゼン・アクスは1954年にイズミルで生まれ、20歳頃からシンガー・ソングライターとして活動を開始。最初は鳴かず飛ばずでしたが、1976年頃から徐々に人気が出るようになり、78年のセカンド・アルバム『セルチェ』（AYR-612）の大ヒットで一気にスターダムを駆け上がりました。ちなみにこの“セルチェ”というのはトルコ語で“スズメ”を意味する言葉で、彼女のニックネイムでもあります。その後はまさにシーンの王道を堂々と歩む活躍を見せるようになる一方、本国だけでなく諸外国でもその名が知られるようになり、海外の有名アーティストとのコラボレイションなども多数残すようになりました。またタルカンをはじめ、セルタブ、アシュクン・ヌル・イェンギなどを発掘・育成をしたこともその大きな功績のひとつです。そういった意味でも彼女なしでは現在のトルコ・ポップス・シーンの繁栄はあり得なかったと言える訳です。
　そして約６年ぶりに発表した本作は、もちろんアクスにとって会心のアルバムで、現時点で彼女の最高傑作といえる内容。それは深慮な内容の歌詞とロック・メロディーを伴ったオープニング曲からも窺うことができます。さらに「父の家（Baba Evi）」と題された２曲目ではウードを伴奏に取り入れるなど古典的な雰囲気を醸しだす一方で、本作の白眉と目される6曲目「Manifesto」ではエレクトロ・ポップを目指すなど、様々なスタイルをここで披露しています。
　まさに女帝の名に相応しい完璧なトルコ・ポップスが楽しめる1枚。これはお勧めです！

（メーカー・インフォメーションより）