Scott Walker
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Scott Walker (スコット・ウォーカー) プロフィール

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アイドル的人気を集めた(特に日本では)ウォーカー・ブラザース解散後、ソロ・アーティストとして活動を始めたスコット・ウォーカー。彼が心酔するジャック・ブレルの詩を3曲で取り上げた1stソロを聴くと、そうした前歴から脱皮するかのような鮮やかなイメージの転身をはかっているのが感じ取れる。ウォーカー・ブラザース時代から変わらない伸びやかで朗々としたヴォーカルはこの作品以降、作品の芸術性を伝えるための深い表現力、演劇的な感情表現を伴ったものになっていく。

スコット・ウオーカーは本名スコット・エンゲル。1943年の1月9日にアメリカのオハイオ州ハミルトンで生まれた。彼は幼い頃から歌に親しみ、歌手のものまねをしていたと言われる。一家がニュー・ヨークに移り住むと(ここで後にウォーカー・ブラザースを結成することになるジョン・マウスと知り合っている)、スコット少年は貯金でギターを買い、学校のパーティー等で活躍するようになった。13歳で早くもレコード・デビューを果した彼は、マイナー・レーベルから作品を発表するが、一部のマスコミが彼の美声(当時のスコットの歌声はまだ少年らしいもので、のちの彼の個性とは異なる)を評価されたに過ぎず、成功というわけにはいかなかった。その後、ロサンゼルスのカリフォルニア芸術学院に進学したスコットは、カリフォルニアのカレッジに入学したジョン・マウスと再会。1963年にダルトン・ブラザースというデュオを結成してマイナー・レーベルから作品を発表するが、ここでもまだ成功は遠かった。

本格的な成功はセッション・ドラマーのゲイリー・リーズを加えて、ウォーカー・ブラザースを名乗るようになってから。1965年にイギリスに拠点を移した彼らは、折からのビートルズ旋風の恩恵にも与る形で、バート・バカラック作「涙でさようなら」、フランキー・ヴァリの持ち歌である「太陽はもう輝かない」が英米でヒットし、一躍スターの仲間入りをした(日本では独自にシングル・カットされた「孤独の太陽」、「ダンス天国」などが人気を高めた)。しかし1967年5月3日、ウォーカー・ブラザースは突如解散を発表。スコットとジョンの不仲が原因と言われている。解散後スコットとジョンはソロとして、ゲイリーはゲイリー・ウォーカー&ザ・レインとして活動していくが、結果的に商業的成功を収めたのはスコットだけだった(1975年にウォーカー・ブラザースは再結成をし、3枚のアルバムを発表した)。スコット・ウォーカーの声は“深い”という形容が相応しい低音の響くタイプの歌声で、ジム・モリスンや後のフォロワー的存在ニック・ケイヴなどに通じるもの。元来低そうな声が伸びやかに歌い上げるときに出てくる、翳りのある高揚感とでも形容したい雰囲気がとても心に響く。

80年代ニュー・ウェイヴ期、ジュリアン・コープに代表されるアーティスト達からのリスペクトによって、スコット・ウォーカーの再評価の機運が生まれた。先述したニック・ケイヴマーク・アーモンドらの芸風、最近で言うとディヴァイン・コメディのニール・ハノンなどのコンセプチュアルなヨーロッパ的デカダンスな個性にも、スコットの大きな影響が見え隠れするし、また最近では、スコット自身がレオス・カラックス監督の映画ポーラXのサントラを手掛けるなど、最近の若い世代にもアピールする活動を見せてくれたりもした。

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