CD 輸入盤

Abraxas

Santana (サンタナ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CK30130
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD

その他のバージョン

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総合評価

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サンタナのこの作は、大きな音で聴かないと...

投稿日:2021/03/17 (水)

サンタナのこの作は、大きな音で聴かないとなかなか全体がつかめません。わたしはヘッドフォンで聴くことにしております。70年代にサンタナと言えば、高校生ユーザーのものではなく、もっとアダルトな年齢層が夢中になる音楽でした。そのせいか、わたしがサンタナを聴こうと思ったのもかなり最近のことです。文字を最も拒否するグループが彼らではないかと思っています。ラテンだ、ブルーズだ、ジャズだと言われておりますが、当時誰もやっていなかったジャンルつき交ぜのサンバ・フュージョンで、ギターが始まるとブルーズです。彼らが狙っているのは「官能」を音で表現すること。「官能」と言いましても宗教的と言っていい至高体験のほうです。 何より魅力あるのが、パーカッションの熱さと複雑さです。これがグレッグ・ローリーのオルガン、ベースと一体となると他のグループでは到達できそうもないうねりです。さらにアルバムの統一感も凄まじく、ほとんど曲が変わっていることに気づきません。「マザーズ・ドーター」の激しさなんて手に汗握ります。フリートウッド・マックの寝ぼけたような「ブラック・マジック・ウーマン」も、彼らの手にかかると壮大な揺り籠ビートに変わります。

tasuke さん | 新潟県 | 不明

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アフロ・カリビアンなリズムやアフロ・キュ...

投稿日:2016/04/21 (木)

アフロ・カリビアンなリズムやアフロ・キューバンなリズムと、 その楽器とをロック音楽と組み合わせて、 1970年当時としては、画期的な新しいサウンドを生み出して、 色々と垣根を越えた成功を収めて、 当時、音楽の新しい可能性を切り拓いたパイオニア的なアルバム がこのSantanaの「Abraxas」 (アブラクサス/日本盤タイトル:天の守護神) で、そんな歴史的な作品(の1998年のリマスター盤だけどね…) が税込み900円の特売価格で買えたのは、個人的には、 超掘り出しモノで、超ラッキーだったな、 と。 …1969年から1971年頃という、自分が生まれるよりも前、 の時期に、ロック音楽ジャンルに新しい道を切り拓いたサンタナ というバンド…自分には今まで、 縁がなく、バンド名とかは何となく聞いたことがあっても、 数年前までは、ほとんど何も知らなかった、 という感じなんだけど… 今回、毎週聴いているNPRの音楽番組Alt.Latinoで、 「Carlos Santana Breaks Down His Band’s Trailblazing Sound」 という放送回があり… (放送の詳細は、この放送回の上記サブタイトルで検索すれば、 すぐ放送が聴けます) 今回のこの特集放送は、今月サンタナが、「Santana Iv」 という新譜アルバムを発売する、 っていう部分とも関連している、というか… その新譜「Santana Iv」は、今から45年以上前の、 1969年から1971年にかけて発売されたサンタナの最初の3枚のアルバム 「Santana」「Abraxas」「Santana III」 を録音した時のメンバーの大部分が再結集して制作された、 という作品らしく… 当時、それまでになかった新しい音楽を切り拓いた、 その時と同様のスピリッツを持って、 今再び生み出された新譜だ、ってことで、 この正味30分の放送内では、 この「アブラクサス」収録曲中の、 これぞサンタナ、という特に代名詞的な2曲、 「Black Magic Woman/Gypsy Queen」 と 「Incident at Neshabur」 とを細かく分解し、具体的に何がどう画期的だったのか、 というのを解説、 更に、カルロス・サンタナと、ドラムスのマイケル・シュリーヴ をゲストに迎え、当時の話を色々聞く… という内容、プラス、新譜「Santana Iv」の収録曲も2曲紹介する… という30分の放送だったんだけど… 自分は先ず、 今までサンタナと名前を聞いても具体的にどんな音楽、 っていうのが全然ぴんと来ない感じだったんだけど、この放送で、 「Black Magic Woman/Gypsy Queen」 と 「Incident at Neshabur」 とを聴いて、 「あぁ、この曲聴いたことある、あぁコレがサンタナか!」 と気付いて驚いたっていうか、 ホントに、この5年ほど、よりも以前は、 「サンタナ」って名前を聞いても何もぴんと来なかったけど、 30年以上前とかの子供時代から、 サンタナの曲だとは知らずに色々と耳にしてたんだな、 と思ったり、 サンタナってのは時代を切り拓いた凄いバンドだったんだな、 というのが少し実感を持って理解出来たので、 少し興味が湧いて、 じゃあ、この機会に、その新譜「Santana Iv」 と、かつて、新時代を切り拓いた 「Abraxas」と「Santana III」…それから、 2年前に、関心を持ってたけど、買うには至ってなかった 2014年発売の「Corazon」を、 一緒に買って聴き比べてみようかな…という気になったので、 ここのHMVで確認してみたら、 この「アブラクサス」とか、他の作品も、 900円で買えるのがあったり、 っていう状況だったので、じゃあ、と思って、 上述の新譜と旧譜… 「Abraxas」 「Santana 3 -Legacy Edition」 「Corazon」 「Santana Iv」 を注文したら、全部在庫あり商品だったんで、 2日後には届き… …ざっと聴いてみた第一印象としては、 歌詞のある曲、ない曲、色々あるみたいだけど、 基本的に、サンタナってのは、 凄い歌声だとか、歌詞内容のメッセージ性とか、 を売りにするヴォーカルメインのバンドじゃなくて、 演奏メインのバンドなんだな、と。 今まで、バンド名以外、具体的にサンタナのことを、 認識してなかった自分的には、 先ず、そこが、へぇ、っていう感じで…で、 今の感覚で聴けば、 こういう音楽をやってる人達は、色々いるわけで… でも、ソレらは、 この彼らが切り拓いた道の延長線上にあるものなんだな… と思えば、凄いな、とやはり思うし、 同時に、今でも、遜色なく楽しめるサウンドだな、 とも思えて、やはり凄いな、 と…で、個人的な感覚では、この「アブラクサス」 の収録曲のは…どの曲も、 アフロ・キューバンなサウンド (マンボやサルサやチャチャチャやワワンコ等)や、 アフロ・カリビアンなサウンド(ドミニカ共和国のメレンゲ等) のリズムを上手く取り込んだ… ロックのギター等と、 ドラムスやパーカッションでの アフリカ系ビートの影響を受けたラテンのリズム、 というのが織り込まれた楽曲群だ、 ってのが一番の特徴なんだろうけど…日本人的には、 アフロ・キューバンやアフロ・カリビアンな、 多様な音楽群を知らなくても、 イージーリスニング的に気楽に楽しめるメロディ、 って部分もあるかな… というか…特別、聴いてて、滅茶苦茶一気にハイテンションになる、 ってほどのロック曲じゃないけれど、 1曲目から順番に聴いていくと、静かにテンションが高まる、 みたいな…そんな聴き方も、 出来るんじゃないかな、と思ったり… …余談で、当時新しい音楽を切り拓いた、 っていうけど、でも、 ソレは全く何もないところから全く新しいモノを創ったわけじゃなく、 つまり、0から1を創った、無から有を創ったわけじゃなく、 ソレまでは組み合わされることがなかった音楽ジャンルを、 上手く組み合わせる形で生み出されたっていう部分も色々と示唆に富む、 って感じで、興味深いな、と… 当時1970年前後よりも、ずっと前、ジャズ全盛時代に、 ジャズに、キューバやカリブ海経由の、 アフリカ系リズム音楽要素が取り込まれて、ラテンジャズや、 アフロ・キューバンジャズが生まれたり、 米国のR&Bやソウル音楽やポップ音楽と、ラテン系の音楽やリズム… アフリカのリズムがキューバやカリブ経由で入ってきて… みたいな多様な音楽文化がNYでごちゃ混ぜになって融合したのが、 1960年代中盤頃にブーガルーというジャンルとして花開く… そういうのと同様に、 1969〜1970年頃には、サンタナが、 ロック音楽と、キューバやカリブ海のサウンドとを組み合わせ、 垣根を越えてヒットする新しいモノが登場… それ以降だって、今までに、 電子音楽とクンビアとを融合させた音楽、が創造されたり、 南米の、 タンゴ系の音楽やムルガ、ミロンガ、カンドンベの音楽要素… をベースに、それらを、 電子音楽やロック、ポップ音楽と融合させた音楽を創るバンド が登場したり… 電子音楽とブラジルのアマゾン地域の民族音楽とを融合させて 新たなサウンドを創出させたDJが登場したり… そういうことの、繰り返しで、 音楽の可能性が、どんどんどんどん広がり切り拓かれてきた… ってことなんだよな… 今回の、サンタナ、の件では、そんなことにも、 想いを馳せてみたり… そういうのも、音楽を聴く醍醐味の1つかな、と… そうそう… ハンガリーのジャズ・ギタリスト、ガボール・ザボの 1966年の曲「Gypsy Queen」と 英国のピーター・グリーンの1968年の曲「Black Magic Woman」 とをメドレー的に合わせて、 「Black Magic Woman/Gypsy Queen」として1970年にカバーした、 って話も… 今回こういう放送を聴かなければ、 ガボール・ザボとか、 ピーター・グリーンとか彼のいたバンド Fleetwood Macとか、 そういうミュージシャンやバンドを知ることもなかったと思うし… あと放送内の会話内で、 ブラジル人ギタリストのBola Sete(ボラ・セチ)…放送内では、 ボラ・セテって発音されてたけど… そんな人のことにも言及されてたりで…その辺も、 色々と知れて興味深かったな、と… …そんなこんなの、 1970年のオリジナル盤の9曲に、ボーナストラックが3曲追加された 計12曲52分の、リマスター盤… 今回、縁があって、色んな発見もあり、 更には900円という超お得な価格で買えたし、 個人的満足度は、大、だな… そんな感じです。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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サンタナはどこから聴いても最後はその得体...

投稿日:2014/11/08 (土)

サンタナはどこから聴いても最後はその得体の知れないパワーに触れ、ひれふするしかないのですが、このアルバムの持つ面妖かつ緻密な魔力に抗うことなどできません。しかも(サンタナのキャリアを通じても)これだけ猥雑なのにちゃんとポップ、凄すぎて気味が悪いくらいです。チュピート、グレッグ・ローリーをはじめ、全員の演奏力にも頭が下がります。昔のクラシック・ロックだと思って聴くと痛い目をみます。今ちょうどいい位です。いや、こういう音楽が現代では失われています。このアルバムには何かがありますね。

TATSU さん | 島根県 | 不明

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人物・団体紹介

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Santana

カルロス・サンタナは1947年7月20日、メキシコ:オウトランに生まれました。バイオリニストであったという父、ホセ・サンタナからカルロスはバイオリンの英才教育を受けます。しかし、彼曰く「そのサウンドと匂いが嫌いで・・・」との理由と、ブルースに大きな影響を受けたため、彼はギタリストへの道を選んでいました。

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