CD 輸入盤

Buenaventura

Santa Cecilia

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2428002
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

ユーザーレビュー

総合評価

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ロサンゼルスを拠点に活動するメキシコ系米...

投稿日:2017/04/01 (土)

ロサンゼルスを拠点に活動するメキシコ系米国人バンド La Santa Cecilia(ラ・サンタ・セスィリア) の2016年のアルバム 「Buenaventura」(ブエナベントゥーラ/Good fortune/幸運) は全10曲計36分の中身で… アコーディオンがカッコいい! La Marisoul(ラ・マリソウル)の歌声がカッコいい! テンション上がる系! というのが全体的な第一印象。 勿論、アコーディオンがカッコいい、歌声がカッコいい、 っていうのも、 ギター等の弦楽器音やドラムスのリズム音やビートと合わさってこそ、 ではあるけれど。 ただ、このバンドのメンバー構成で少し、へぇ、と思うのは… ソウルフルな歌声が印象深い女性リードヴォーカルのラ・マリソウル を中心としたバンドだけれど、 レギュラーのバンドメンバーは、ヴォーカルのラ・マリソウル、 アコーディオン&レキント奏者のペペ・カルロス、 パーカッション奏者のミゲル・ラミレス、 ベイス奏者のアレックス・ベンダニャ…という4人で、 ドラムスやギター、 サックスやキーボード等の楽器演奏者は、 複数のゲストミュージシャンを迎えて、このアルバムでも、 各曲を収録しているようで… その、曲によって、 ヴァイオリンとかストリングスやサックスとかトランペットとか… の演奏者を外部からゲストとして呼んで… みたいなことは、よくあることだと思うけど、 ギターとドラムスの正規メンバーがいなくてゲストで、 っていうのは、何か、 あぁ、そんな形式のバンドもあるんだな…と、素朴に、思ったり… まぁ勿論、アコーディオン奏者の人が、 レキント(小型クラシックギター)も演奏出来る人ってことみたいだから、 そういうメンバー構成で成り立つ、 ってことなんだろうけど。…因みに、このメンバー構成は今現在のアレで、 結成当時は6人で結成されていて、4〜5年前までは、 6人組のバンドだったみたい…そう言えば、 初期メンバーだった女性ギタリストのグロリア・エストラーダ って人は脱退して、 Chicano Batman(チカーノ・バットマン)のドラムス担当ガブリエル・ビーヤと、 Sistema Bomb(スィステマ・ボム)のベイス奏者フレデリコ・スニカ っていう3人で、アーバン・クンビア系バンド Viento Callejero(ビエント・カイエヘロ)を結成して云々って話は、 3年位前に耳にした記憶があるけれど…。 …まぁ、それはともかく… ダウンタウン・ロサンゼルス内の、 メキシコ系米国人コミュニティがある歴史的区域 Olvera Street(オルベラ・ストリート)で生まれ育った、 ラ・マリソウルことMarisol Hernandez(マリソル・エルナンデス) が色々な出会いの縁を経てメンバーを集めて結成したという、 …音楽家と盲人の守護聖人Santa Cecilia(サンタ・セスィリア) に由来するバンド名を持つ… このラ・サンタ・セスィリアというバンドの存在は… 自分は… 毎週聴いているNPRのAlt.Latinoがこのバンドに注目して何度も紹介してたり、 ってことで5年位前から知ってはいたものの、 今までCDを買ったりするほどの縁はなくて…でも、そろそろ、 このバンドのCDも1枚欲しいな、と思っていたら去年2016年末に、 2016年のラテンアメリカ系楽曲のベスト10とか、 アルバムベスト10とか、そういう話題で、 このアルバムの収録曲9曲目「Pa’ Que Trabajar」が紹介されてるのを聴いて… いい感じの曲だな、と印象に残って… それから暫くして、日本でもわりと安く買えると分かって、 最近になって注文出来るタイミングが巡って来たんで注文して… という感じ。 で、実際に聴いてみて…… …コレまでにこのバンドの曲を聴いていた印象では、 メキシコ系米国人のバンドで、 メキシコ系のサウンドと米国のロックやブルースやジャズや… っていう音楽要素が混ざった系かと思いきや、 スペイン語で歌ってるけどボサノヴァ系の曲とかもあったりで、 メキシコに限らず、広く、 マリアチ、ボレロ、ランチェラ、クンビア、アフロキューバン系、ボサノヴァ …等々のラテンアメリカ圏での伝統音楽系サウンドと、 米国の音楽要素とを融合させた楽曲を色々と創造していて、かつ、 メキシコ系米国人コミュニティで生まれ育った人達にとっては移民問題、 ってのは身近で重大な関心事だからか、 そういう社会問題をテーマに織り込んだ曲を色々創っていたり… 一方で、社会的メッセージって意味では繋がりがあるのかも、だけど、 ビートルズの有名曲をカバーした「Strawberry Fields Forever」 を2014年頃に、 ラテンロック&ソウルフルな雰囲気で歌っていたのも記憶に残っていたり…。 そんな感じだったけれど、 今回のアルバム全10曲計36分では、 ボサノヴァ系やクンビア系要素が含まれた曲はなくて、 各曲、アコーディオンは凄く使われているけれどクンビア系じゃなくて、 米国とメキシコの国境付近のアコーディオン系とか、 メキシコのフォーク系のアコーディオン要素にロックとかジャズとか、 米国の音楽要素が合わさってる系の曲が大半だった印象。 あとは、 3曲目「Calaverita」は、南国のトロピカルな感じのメロディだったのと、 8曲目「Caminante Nocturno」は、ストリングスが、 Latino Arts String Program Of Milwaukee, Wisconsinとのコラボで、つまり、 楽器演奏教育を受けているラティーノ系の学生達とのコラボで、 それ自体面白い試みだな、と思うのと、曲自体が、 心が和む3拍子系のハーモニー+ラ・マリソウルの力強くも包容力ある歌声、 が印象深いな、ってことや、 10曲目「Sucede」は、 ラテンパーカッション部分が、ちょっと、メレンゲっぽい?…という印象 …あと、スカ要素とかも入った、ロックでもありラテン歌謡曲でもあり、 な音的には華やかな印象が残る曲だったな… みたいな部分…スカと言えば、 1曲目「Sacudo La Pereza」も、スカ要素が入った比較的スローなラテン歌謡曲系 だったな…と思ったり…そしてやっぱり、 9曲目「Pa’ Que Trabajar」は、ノリノリのアコーディオンロックがカッコいい、 生命力を感じる系っていうか、 困難な世の中でもしっかりと生きていきたい、生きたい、 という力強い意思が感じられるところが…個人的には惹かれるというか… 多分、今の自分には、そういう部分が欠如してるから、 そういう部分が羨ましく思えて、印象に残るのかも知れないな… と思ったり。 2曲目「I Won’t Cry For You」は、 ゲストミュージシャンによるサックス演奏部分もいい感じの、 ノリのいいソウルフルさが印象深い曲だな、 と… …まぁ、そんなことを思ったり… ってことで、全曲がいい感じではあるけれど、個人的に特に好みだったのは、 2曲目3曲目と8曲目9曲目10曲目の5曲が、 特に好きかな…まぁ、今とりあえず、1週間弱で各曲20回ずつ以上は聴いた、 という感じだけれど、 当面は、まだまだ繰り返し聴いて楽しめそうだし、 それ以降でも、折に触れて繰り返し聴いて楽しみたいな、と思えているので、 個人的には、1,000円未満という安い価格で入手出来たって点も加味して、 今回入手した甲斐は十二分にあったと、 満足しています。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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