Regeneration

1972年にデビュー、一躍全米で人気を獲得したスティクス。「ベイブ」「ミスター・ロボット」などのヒット曲で知られる彼らが、初期のヒット・ナンバーの数々を現在のメンバーでセルフ・リメイク、新世代のロック・ファンに向けて“リジェネレイション”したのが本作だ。

リ・レコーディングによって新たな生命を吹き込まれているのは初期、1970年代を中心としたスティクス・クラシックスだ。荘厳なプログレッシヴ・ナンバー「大いなる幻影」から叙情派ナンバー「クリスタル・ボール」「カム・セイル・アウェイ」「ボート・オン・ザ・リヴァー」、ハードに攻める「ミス・アメリカ」「トゥ・マッチ・タイム・オン・マイ・ハンズ」などをスタジオ再録。さらにトミー・ショウが在籍したダム・ヤンキーズの「カミング・オブ・エイジ」「ハイ・イナフ」のスティクス・ヴァージョン、そして新曲「ディフェレンス・イン・ザ・ワールド」も収録、全16曲たっぷりと楽しむことが出来る。CD2枚それぞれを“ヴォリューム1”、“ヴォリューム2”と名付ける大作で、2005年のカヴァー・アルバム『ビッグ・バン・セオリー』以来6年ぶりとなるスタジオ新作として、バンドの気合いが伝わってくる作品だ。

アルバムのレコーディングに参加しているのはジェイムズ“J.Y.”ヤング（ギター、ヴォーカル）、トミー・ショウ（ギター、ヴォーカル）という不動の2人に加えて、チャック・パノッツォ（ベース）、ローレンス・ゴーワン（キーボード）、リッキー・フィリップス（ベース）、トッド・サッカーマン（ドラムス）というラインアップ。オリジナル・メンバーのデニス・デ・ヤングは1999年に脱退してしまったが、現在でもJ.Yとトミーを中心に前進を続けるスティクスの現在を切り取った作品として重要だ。

今年はイエスとの北米ツアー、ジャーニー、フォリナーとの英国ツアーなど、大物とのジョイント・ツアーを行ってきた彼ら。名盤『グランド・イリュージョン〜大いなる幻影』『ピーシズ・オブ・エイト〜古代への追想』完全再現ライヴを収録したDVD／ブルーレイも予定されており、ロック界におけるその存在感は、何人たりとも揺るがすことが出来ない。

【メンバー】
トミー・ショウ（ギター、ヴォーカル） / ジェイムズ“J.Y.”ヤング（ギター、ヴォーカル） / チャック・パノッツォ（ベース） / ローレンス・ゴーワン（キーボード） / リッキー・フィリップス（ベース） / トッド・サッカーマン（ドラムス）
(メーカー資料より)