THANK YOU★AX!! -LAST PARTY-

2014年5月17日、閉館間際のSHIBUYA-AXで行われたその名も『THANK YOU★AX!!』がDVDリリース決定！！
”SHAKALABBITS”の想いの詰まった39曲収録！

渋谷までの道すがら、“死闘”なんて言葉で頭をいっぱいにしてた。だって２週間後に閉館するSHIBUYA-AXへサンキューの想いをぶつけるべく、39曲披露するっていうんだもの。しかもセットリストは１ヶ月前から公開済で、逃げも隠れもできない。到着する頃には、もはや私が見届けなくて誰が行く！くらいの強い決意と覚悟(←勝手に)。まぁそんな輩が集結してるもんで、フロアはチョッピリおかしなテンションになっていた、と思う。けれどスクリーンにバンドのAXヒストリーが映し出され、ステージに登場した4人が楽器を抱えた瞬間、カチッて音がして、オープニングナンバー「Head-Scissors」のメロディが弾けると、SHAKALABBITSという音楽の波が力強く鮮やかに会場を包んでしまった。
10曲目の「80」で踊りながら、まだ29曲もあるもんねとニヤけた。20曲目「SPICE!」を一緒に歌いながら、半分終わっちゃった……本気で寂しくなった。30曲目「soda」はどこまでも弾けて、突き抜けて、日常のあれやこれやそれもどれも全部がぶっ飛ばされて、ただただ笑った。この日のAX＝SHAKALABBITSのライブは、みんなの居場所になった。
大切な場所を守るため、汗と涙と気合いを振り絞って最高のライブを届けるSHAKALABBITSがいて、1700人1700様ながら１音逃さず夢中で楽しむ素晴らしいオーディエンスがいて、さらにワイワイ駆けつけた挙げ句、寄って集って笑顔の花を咲かせまくったJammin’ All Stars(凄腕ミュージシャン仲間)もいて。39曲目「G☆S☆G」で声を枯らした全員の目の前には、ギリギリの限界を超えたちょっと先の景色。たぶんそれは、やわらかな希望しかない未来そのものだった。どうか、本作の映像からもあのシアワセが伝わりますように。
(TEXT:山本祥子)

＜プロフィール＞
1999年5月に結成。UKI（Vo）、TAKE-C（Gt）、YOSUKE（Ba）、MAH（Dr）からなる4 人組のロックバンド。
これまでにSINGLE 16 枚・MINI ALBUM2枚・ALBUM 7枚・BEST ALBUM 1 枚・LIVE ALBUM+DVD 1 枚・DVD 8 枚を発表すると共にLIVE も精力的に行う。ライヴハウスから日本武道館まで、全国各地へと精力的にツアーを敢行しながら海外公演も実施。ライブチケットは各地完売と入手困難なプレミアムチケットとしても有名。常に進化を続けるポップでパンキッシュな楽曲はもちろん、UKIのキュートなボーカルがファンから高く支持されている。ステージにおける躍動感のあるパフォーマンスも人気。
またドラムMAHが殆どの作曲を担当し、コンポーザー的な役割を担っており、そこから生み出される唯一無二のバンドの世界観は、13年の活動を経てもなお幅広い年代から支持されている。
2010 年ポニーキャニオンに移籍。15thシングル「NACHO ROLL」、16thシングル「mademoisele non non」 最新アルバムとなる7thアルバム「Condenser Baby」 をリリースした。
2011年12月、新ベーシストにTAKE-Cの実弟であり学生時代からのバンド仲間であったYOSUKEを迎え、12/29 に「COUNTDOWN JAPAN 11/12」へ出演、新生SHAKALABBITS が始動した。