確かなテクニックと歌心。バックのトリオも良くスイングしていて文句無し。ご機嫌な１枚です。

ライナーノーツを読むと、自分の音楽を生み出す苦労が書かれている。彼が行き着いたジャズがここで聴ける。完成度は決して低くない。 かつてスターバックスのBGMで本作の”Bright Mississippi”が流れていたことを付け加えておこう。

Russell Maloneは歴史に名を残す偉大な人間のうちの一人だ。素晴らしいジャズギター。ライブを観に行けない人はせめてCDでその音楽を味わってもらいたい。私が偉大という言葉を使った意味がわかると思う。

自分の短いジャズリスニング人生において最高峰のライブ盤である、と断言できる。僕はギターが弾けないけれど、Russell Maloneのギターを聴けば自信とパワーがみなぎって来る。7曲目ではブルースロックなギターまで披露してくれる。これまた素晴らしいの一言。ブルースにおいても素晴らしいプレイヤーになれただろう。ブルースフィーリングたっぷりにジャズでも感動を与えてくれるRussell Maloneが僕は大好きだ。