名手マンデルリング四重奏団が奏でるフレンチ・アルバム第2弾は
ドビュッシーと世界初録音のジャン・リヴィエ!
独「audite」レーベルの看板アーティスト、マンデルリング四重奏団。前々作「ペニーズ・フロム・ヘヴン〜アンコール作品集」では弦楽四重奏の新たな魅力を伝える、ジャンルを超えた多様な音楽を聴かせてくれました。その後、フランスの作曲家ラヴェルとド・ラ・トンベルを組み合わせたアルバムをリリース、期待の新アルバムはフレンチ第2弾としてドビュッシーとジャン・リヴィエを組み合わせました。
ドビュッシー唯一の弦楽四重奏曲はいわずと知れた名曲。1893年にイザイ四重奏団に献呈されたこの作品は現在フランスを代表する弦楽四重奏曲として頻繁に演奏されております。
フランス、ヴィルモンブル出身のジャン・リヴィエ。リヴィエは哲学を学んだ後、パリ国立高等音楽・舞踊学校にてモーリス・エマニュエル、ジャン・ギャロンなどに師事。その後1947年から1966年まで作曲科の教授をつとめました。交響曲、歌劇、バレエ、協奏曲などの大曲から室内楽、詩篇、歌曲など様々なジャンルに挑み、生涯100曲ほど残しています。ここに収録された2つの弦楽四重奏曲は変化に富んだ情熱的な作品。この度世界初録音が実現しました。
マンデルリング四重奏団のアンサンブルは安定感抜群。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます。2015年より新メンバーに迎えられたヴィオラのアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルト生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。その後、国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001年よりベルリン放送交響楽団首席奏者として活躍しております。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
2. リヴィエ:弦楽四重奏曲第1番
3. リヴィエ:弦楽四重奏曲第2番
マンデルリング四重奏団
ゼバスティアン・シュミット(第1ヴァイオリン)
ナネッテ・シュミット(第2ヴァイオリン)
アンドレアス・ヴィルヴォール(ヴィオラ)
ベルンハルト・シュミット(チェロ)
録音時期:2019年10月10-12日(1,3)、2020年1月28,29日(2)
録音場所:ケルン、ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
プロデューサー:ステファン・ラング
レコーディング・プロデューサー:ステファン・シュミット
ディジパック仕様