木曜殺人クラブ ハヤカワ・ポケット・ミステリ

Richard・Osman

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150019716
ISBN 10 : 4150019711
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;19

内容詳細

引退者用の高級施設、クーパーズ・チェイス。ここでは新たな開発を進めようとする経営者陣に住人達が反発していた。施設には、元警官の入居者が持ち込んだ捜査ファイルをもとに未解決事件の調査を趣味とする老人グループがあった。その名は“木曜殺人クラブ”。経歴不詳の謎めいたエリザベスを筆頭に一癖も二癖もあるメンバーたちは、施設の共同経営者の一人が何者かに殺されたのをきっかけに、事件の真相究明に乗り出すが―新人離れした圧倒的完成度でイギリスで激賞を浴び、大ヒットとなった傑作謎解きミステリ。

【著者紹介】
リチャード・オスマン : 1970年イギリス生まれ、BBCのバラエティー番組のプレゼンター、コメディアンとして活躍。2020年に『木曜殺人クラブ』で小説家としてデビュー。全英図書賞の年間最優秀著者賞を受賞した

羽田詩津子 : お茶の水女子大学英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    老人探偵が活躍するミステリは幾つかあるが、ここまで傍若無人に振る舞うのは初めて。暇潰しで未解決事件の謎解きに興じる高齢者施設の入居者たちが、本物の殺人に遭遇して大ハッスルするのだから。警察を散々振り回しても何も言われず、周囲の関係者が唯々諾々と従うばかりなのは疑問だが、時折り過去の苦しみが顔をのぞかせながら年齢に似合わぬエネルギッシュな活動ぶりが生み出すユーモアが全編に満ちている。視点の転換が頻繁で重要な手掛かりを簡単に入手できるなど難点もあるが、前世紀前半の英国本格黄金期の作品を好む読者なら楽しめよう。

  • まちゃ さん

    舞台はイギリスの引退者用高級施設、クーパーズ・チェイス。そこで未解決事件の推理を愉しむ<木曜殺人クラブ>の面々、エリザベス、ジョイス、ロン、イブラヒム。彼らが、施設関係者の殺害事件の真相究明に挑むミステリ。原作がイギリスなので、ストーリー展開や登場人物を把握するまで、少し時間が掛かりました。慣れてくるとなかなか面白かったです。既にスピルバーグが映画化権を獲得しているそうで、映像化したら、さらに面白そうな作品だと思います。

  • R さん

    イギリスの老紳士淑女、と呼んでいいのかわからんが、爺婆が暇つぶしに殺人事件をあれこれ調べて解決してしまうみたいなお話。実際はもうちょっと入り組んでいるし、いかにも英国ジョークといえるような嘘が冗談かわからない会話ばっかりで、皮肉と笑いが渋滞している内容が面白かった。最終的にはかなりビターなお話じゃないかと思うんだが、それはそれとしてイギリス人として正しいといわぬばかりの老人たちの無茶が気持ちよいようでもあり、怖いようでもありと、楽しく推理を堪能できた。

  • stobe1904 さん

    【2022このミス第8位】イギリスの高齢者施設に木曜殺人クラブという未解決事件の調査を行う老人たちのグループがあった。施設の経営者が殺害されたことをきっかけに、警察と丁々発止のやりとりをしながら、独自に事件を追うが…。老人たちのユーモラスで、とぼけたやり取りを通して少しづつ事件の真相に肉薄するスタイルは斬新でとても面白い。最終盤のシリアスな謎解きも秀逸でミステリとしての出来も素晴らしい。一癖も二癖もある愛すべき老人たちにまた会いたい。★★★★☆

  • 遥かなる想い さん

    2022年このミス海外第8位。 引退者用高級施設の未解決事件の調査を趣味とする老人グループ 木曜殺人クラブの物語である。施設の経営者の一人が殺害されたのをきっかけにして、物語は動き出すが、ひどくのんびりと 推理は進む…経歴不詳のエリザベスの 存在感が圧倒的で、いかにも英国風のミステリーだった。

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