第53回グラミー賞でベスト・トラディッショナル・フォーク・アルバムを受賞したアメリカン・ルーツ・ミュージック・グループ、キャロライナ・チョコレート・ドロップス。そのメンバーで、バンジョー、フィドル、ギターなど様々な楽器を手掛けるマルチインストゥルメンタリスト、それがリアノン・ギデンズ。2014年は、エルヴィス・コステロ、マーカス・マムフォードらによるスーパー・プロジェクト、ザ・ニュー・ベースメント・テープスに参加したり、コーエン兄弟の映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』の音楽へのトリビュート・イベント、「Another Day, Another Time」に出演したりと、キャロライナ・チョコレート・ドロップス以外での活躍を見せた彼女。ザ・ニュー・ベースメント・テープス、「Another Day, Another Time」両方に関わっていたTボーン・バーネットをプロデューサーに迎えた、自身初となるソロ・アルバム『TOMORROW IS MY TURN』は、ニーナ・シモンやジョーン・バエズら数々の先輩女性シンガーゆかりの楽曲に新たな息吹を注いだ音作りで話題を集めている。また2014のAppleホリデイCMキャンペーン、 “The Song” において、彼女の歌うガーシュインの「Love Is Here To Stay」がフィーチャーされている。2016年3月14(月),15(火)日にはブルーノートTOKYOで初来日公演を行い、絶賛を浴びた。