ジャケットの絵、曲の雰囲気と、まさに怪しげな雰囲気に満ちた傑作です。異次元空間に漂えます。プログレファンは必携の一枚だと思います。

プログレ色があまりなく、ポップな感じの強い作品ですが、結構、楽しめる一枚です。「北の輝き」は耳に残る作品で、しょっちゅう私の頭の中で鳴っています。

何といっても、タイトル曲「シェエラザード組曲」は、クラシックとロックが見事に融合した一曲です。すごい聞き応えあります。 Blackmore’s Nightがカバーした「オーシャン・ジプシー」も入っていますが、私としては、カバーバージョンの方が好き。

21世紀になってからいきなり復活したルネッサンスですが、アニーの声も張りがなく、曲も緊張感がなく、物足りないです。気楽にきけますが､昔からのファンには不服です。

この時期のものはポップなのであまり良くは言われていないが、けっこう良いですよ。低い声で歌っている曲が多く、叫んでない時の Sonja Kristina の声みたい。そういえば Curved Air も最後はポップになってた。

アニｰ・ハズラム加入後の、いわゆる新生ルネッサンスのファースト・アルバムであるが、驚くほど完成度が高いアルバムである。後にトータル的には完成度は高くはなるが、これがルネッサンスだと言わしめるモノは初期の作品に他ならない。余すとこ無くアニｰの魅力と各メンバー