RICERCAR COLLECTION
クルムホルン合奏によるルネサンスの響き
ルネサンス期に一世を風靡したクルムホルン(ドイツ語。イタリアではストルト、フランスでは主に低音域のものをトゥルヌブー)は、Jの文字のように曲がった形をした2枚リードの木管楽器。大きな音がしたため、野外での舞曲の演奏などに適していました。
このクルムホルンと、やはり2枚リードの楽器ボンバルド(ショーム)、そしてリコーダーを操るアンサンブル、シンタグマ・アミーチによるアルバム。ゲストを加えて最大8本ものクルムホルンなどが鳴り響き(レーベル主宰者で音楽学者でもあるジェローム・ルジュヌまでクルムホルン奏者として参加)、スザート編纂のダンスリー(舞曲集)を始めとしたルネサンスの小品を多数収めた、たいへん楽しい「Ricercar」きっての大ヒット・アルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
〜まずは、クルムホルンをお試しあれ〜
1. アルメーニュ(アルメイン)(ティールマン・スザート)
2. ベルジュレット『聖ロク』(スザート)
3. ラ・モリスク(アフリカ風舞曲)(スザート)
4. ロンド『むかし、ひとりの娘がいて』(スザート)
5. パヴァーヌとガリヤルド『1,000ドゥカート』(スザート)
〜ドイツ・ルネサンスの歌と踊り〜
6. ライン川のほとり、アンデルナハで(ペトルス・アラミレ[c.1470-1536]の写本による)
7. へ調のカルメン(イザーク)
8. わたしは異国からやって来ました(作曲者不詳)
9. まるまる太った修道士たち(作曲者不詳)
10. 修道士コンラートの踊るミサ(ヘッセン=カッセル方伯モーリッツ)
11. 勇敢な男に妻ひとり(ルートヴィヒ・ゼンフル)
12. パヴァーナ(作曲者不詳)
13. インスブルックよ、さようなら(イザーク)
14. わが心の奥底から(ピエール・ド・マンシクール)
15. 詩篇 第37篇『悪事を謀る者のことでいら立つな』(トーマス・シュトルツァー)
〜ストルト(曲がった棒) イタリアのクルムホルン〜
16. 5声の『ラ・スパーニャ』(ジョスカン・デ・プレ)
17. 御婦人がた、ガリアルダを教わりたくば(バルタザーレ・ドナート)/ダ・ノッラ編曲
18. パヴァーナ『ラ・コルネッタ』(作曲者不詳)
19. サルタレッロ『ゾルジ』(作曲者不詳)
20. わしらはロマびと(ジプシー)(アドリアン・ヴィラールト)
21. パヴァーナ『エル・ビソン』」(作曲者不詳)
22. サルタレッロ『トゥトゥ』(作曲者不詳)
23. 老いて病めれば(ヴィラールト)
24. パヴァーナ『理性の死』(作曲者不詳)
25. フリウリ地方の踊り2様『ラルボシェッロ(苗木)』/プータ・ネーラ(ジョルジオ・マイネリオ)
〜フィレンツェの宮廷にて 幕間音楽劇〜
26. 見たまえ、神々しき牧人よ(フランチェスコ・コルテッチア)
27. 8声の『ラ・フィオレンティーナ』(ロドヴィーコ・ダ・ヴィアダーナ)
〜クルムホルンの最後の輝き〜
28. 4声部のパドゥアーナ(パヴァーヌ)(シャイン)
29. 6声部のパッサメーズ(パッサメッツォ)(プレトリウス)
30. 5声部のガイヤルド(プレトリウス)
シンタグマ・アミーチ(古楽器使用)
エルザ・フランク、ジェレミー・パパセルジオー(クルムホルン、リコーダー、ボンバルド)
パトリック・デネッケル、ベルンハルト・シュティルツ、カタリーナ・アンドレス(クルムホルン、リコーダー)
シメン・ファン・メヘレン(クルムホルン、トロンボーン)
ダニ・ペラガッティ、ペーテル・ファン・ヘイヘン、ジェローム・ルジュヌ(クルムホルン)
アンナ・ダニレフスキ(リコーダー)
ギィ・パンソン(レガール卓上オルガン)
カトレイヌ・ファン・レアテム(ソプラノ)
ディルク・スネリングス(バス)
録音:
2006年7月、サンテーユ聖母教会、フランス
2007年9月、ボラン聖アポリネール教会、ベルギー
旧品番:RIC262