CD 輸入盤

【中古:盤質A】 『ウナ・ストラヴァガンツァ〜メディチ家の饗宴』 パロット&タヴァナー・コンソート、カークビー、ロジャース、他

中古情報

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A
特記事項
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ケースすれ
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基本情報

ジャンル
カタログNo
6026842
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


ウナ・ストラヴァガンツァ・デイ・メディチ〜メディチ家の饗宴
幕間にあふれる魅力的な音楽の数々


ロンドンを本拠に活躍する古楽グループ、タヴァナー・コンソート&プレイヤーズの活動初期の傑作アルバムが、お買得価格で復活。

【メディチ家の祝宴に集まった音楽家たち】
アルバム・タイトルの「ウナ・ストラヴァガンツァ・デイ・メディチ」とは「メディチ家の饗宴」を意味します。内容は、1589年にメディチ家当主フェルディナンド1世とクリスティーナの結婚を祝って上演された喜劇芝居『ラ・ペレグリーナ』の幕間に演奏された音楽を集めた内容となっており、権勢を誇り、16世紀パトロン芸術の偉大な推進者でもあったメディチ家の力を象徴するかのように、多くの音楽家が集まり、作品を演奏したと考えられています。
 時代はバロック初期、まだオペラが誕生する以前のできごとなのですが、ここでの幕間の音楽には演劇的な性格も備わっており、そうした一連の作品の諸要素が、17世紀のオペラの誕生に結びついていったのかもしれません(実際、作曲家の中には、史上最初のオペラを書いたヤコポ・ペーリの名前もあります)。

【複数の作曲家による多彩な作風】
ここで聴ける音楽の数々は、複数の作曲家によって書かれたものであるためか、作風も変化に富んでおり、こうして音楽だけで連続して聴くと、その味わいの多彩さがいっそう引き立つことにもなっています。
 全体は「インテルメディオ」と称される6つの幕間劇で構成されており、それぞれに3〜6曲の短い作品が含まれています。楽曲スタイルは、器楽・声楽・編成などさまざまで、幕間というよりも、こちらが主なのではないかとさえ思える魅力的な作品が数多く揃っているのが特徴です。

【パロットの新たな解釈】
同様の趣旨のアルバムとしては、1973年に録音されたハンス=マルティン・リンデ&リンデ・コンソートとエリクソン指揮ストックホルム室内合唱団によるエレクトローラの名盤がありましたが、そこでの演奏は、どちらかというと伝統的な合唱曲のようなスタイルに近いものだっただけに、その13年後にレコーディングされたこのアルバムでの、器楽と声楽の自在で多彩な表情の連なる音楽には驚かされたものでした。
 その後、ネーヴェル盤センペ盤もリリースされましたが、華やかな美しさではこのパロット盤が現在も大きな存在感を持っています。

【表現力豊かな演奏と優秀録音】
アルバム冒頭、エマ・カークビーの澄んだ美声を駆使したアクロバティックな妙技がまず耳をひき、次の威厳に満ちたコーラス、そのまた次に登場する深々としたシンフォニアと、無名ながら魅力に富んだ音楽が69分間に渡って続きます。
 起伏に富み多彩に変化する楽曲スタイルと、工夫の凝らされた演奏を細部まで鮮明に捉えたワイドレンジな優秀録音も特筆されるところで、各楽器の質感、空間の立体感も申し分ない仕上がりとなっています。(HMV)


【収録情報】
インテルメディオT「天球の調和」 [16:08]
アントニオ・アルキレイ[1550-1612?]
1. Dalle piu alte sfere

クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
2. Noi che candando (我らは歌い)
3. Sinfonia(シンフォニア)
4. Dolcissime sirene(いとも甘美なるシレーネたち)
5. A voi reali amanti(汝ら、王家の血を受け愛する者たちに)
6. Coppia gentil

インテルメディオU「ミューズとピエリデスの歌試合」 [09:26]
ルカ・マレンツィオ[1553-99]
7. Sinfonia(シンフォニア)
8. Belle ne fe natura
9. Chi dal delfino
10. Se nelle voci nostre
11. O figlie di Piero

インテルメディオV「アポロとピュートーンの戦い」 [06:32]
クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
12. Sinfonia(シンフォニア)

ルカ・マレンツィオ[1553-99]
13. Qui di carne si sfama
14. O valoroso Dio

インテルメディオW「精霊たちの国」 [07:42]
ルカ・マレンツィオ[1553-99]
15. O mille volto
16. Io che dal ciel cader

クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
17. Sinfonia(シンフォニア)
18. Or che le due grand'alme

インテルメディオX「アリオンとイルカ」 [14:44]
ジョヴァンニ・デ・バルディ[1534-1612]
19. Miseri habitator
20. Io che l'onde raffreno

クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
21. E noi con questa bella diva
22. Sinfonia(シンフォニア)

ヤコポ・ペリ[1561-1633]
23. Aria: Dunque fra torbid'onde

クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
24. Lieti solcando il mare

インテルメディオY「人々のリズムとハーモニーへのジュピターの贈り物」 [14:39]
クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
25. Dal vago e bel serono
26. O qual risplende nube

エミリオ・デ・カヴァリエーリ[1550-1602]
27. Godi turba mortal

クリストファノ・マルヴェッツィ[1547-97]
28. O fortunato giorno

エミリオ・デ・カヴァリエーリ[1550-1602]
29. O che nuovo miracolo

 エマ・カークビー(ソプラノ)
 エミリー・ヴァン・エヴェラ(ソプラノ)
 テッサ・ボナー(ソプラノ)
 ナイジェル・ロジャース(テノール)
 タヴァナー・コンソート、クワイア&プレイヤーズ
 アンドルー・パロット(指揮)

 録音時期:1986年7月
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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演奏,帯域バランス,程好い距離感等々、殆ど...

投稿日:2002/12/01 (日)

演奏,帯域バランス,程好い距離感等々、殆ど一点の曇りも無くあくまで自然でまろやか。概してこの種の音楽に対して欧州人は卓越した感性と技量を発揮する事が多く、当盤はその好例。CD装丁も簡素で品良くその内容にふさわしい。

盤鬼 さん | 北九州 | 不明

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