CD 輸入盤(国内盤仕様)

Pure Genius: The Complete Atlantic Recordings 1952-1959

Ray Charles (レイ・チャールズ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WQCP1208
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Japan (国内盤仕様)
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

●真の「天才」レイ・チャールズがアトランティックに遺した空前絶後のプログレッシヴ・
ミュージックのすべてがここにある。
●レイ黄金のアトランティック時代の全録音+未発表音源を一堂に収録したアンソロジー。

●プロデュース:アーメット・アーティガン+ジェイムス・オースティン
●詳細なるブックレット(書下し解説+オリジナルアルバム解説)+レコーディング・データ+
美麗、レア・フォト)全80P
●解説完全日本語訳(翻訳・新井崇嗣)
●リマスタリング:ダン・ハーシュ&ビル・イングロット(ディジプレップ)
●輸入盤国内仕様

*本商品は2006年に発売された同タイトルのリパッケージです。

1952年、私がミリアム・ビエンストックに見知らぬR&Bレコード「ベイビー・レット・ミー・
ホールド・ユア・ハンド(Baby Let Me Hold Your Hand)」を聞かせてもらったとき、それを
歌っていた男レイ・チャールズを知る者は世間にも、私の知人にもほとんどいなかった。ミリ
アムとその夫で、アトランティック・レコードを私と一緒に興したパートナー、ハーブ・エイ
ブラムソンを除いては。
心の底から感動したどころの騒ぎではなかった。名前を聞いたこともないアーティストのスタ
イル、歌の伝達力、ピアノの腕に私は完全に打ちのめされたのだ。それからというもの、私は
耳を貸してくれる人がいれば、彼の素晴らしさについて熱弁を振るった。いつしか私の激賞は
巡り巡ってビリー・ショウの耳に届いた。ショウはR&B専門の三流ブッキング・エージェント
で、スウィング・タイム・レコードのアーティストのブッキングを狙っていた。レイもそのロ
サンゼルスのレーベルに所属していた。
 無名の若者についてあまりに熱く語る私の勢いに驚き、ビリー・ショウが聞いてきた。あん
たならこの男とヒットを作れるかい? 私がもちろんだと答えると、その数日後にショウから
電話があった。スウィング・タイムの社長ジャック・ローダーデールがレイ・チャールズの契
約を喜んで譲るという。私はその契約を2,500ドルで買った。当時にしては、小さい額ではない
。こうして私と驚愕のアーティストとの旅が始まった。
 会ったこともないその若者のレコーディングができると思うだけで、私は大喜びだった。た
だ繰り返しになるが、その時点で彼にそこまで興味を持っていたのは世界にはまだ私とミリア
ムだけだった。もっとも、社の残り全員を若きレイ・チャールズの熱烈な支持者にさせるまで
に長くはかからなかった。
 その頃、私が特別な思いを抱いていたシンガーはほかにもいた。アンドリュー・ティブス、
チェスに所属していた。クライド・マクファター、ザ・ドミノズの一員でキングに吹き込んで
いた。ダイナ・ワシントンとリトル・ミス・コーンシャックス、いずれも他社と契約済みだっ
た、そしてゴスペル・シンガーのサム・クック。どのアーティストにも恋い焦がれていたが、
一緒に仕事ができる望みは薄かった。そして私的リストの最上位にいたのがレイ・チャールズ。
彼らは私にとって、当時の黒い魂(ソウル)を体現する純正なる手本だった。
初めの2回のセッションは絶対に確実なアトランティック方式で行なった。アトランティックが
抱える最高のサイドマンと最高のアレンジャー、ジェシー・ストーンを起用して。曲はレイの
オリジナルとジェシーの曲で、私もいくつか書いた。その1曲「メス・アラウンド(Mess Around)」
はクリップル・クラレンス・ロフトン、カウ・カウ・ダヴェンポート、パイントップ・スミスら
の古いブギウギ・ブルースをヒントにしたもので、いいところまで行ったのだが、もう一歩及ば
なかった。ただ、これは後に姿を変えて登場することになった。改作され、よりシンプルになっ
た「ホワッド・アイ・セイ(What’d I Say)」として。
 最初のアトランティック時代における輝かしきレコーディング・キャリアを通じ、レイ・チャー
ルズは私とジェリー・ウェクスラーの絶大なる支援を受けて数多くのR&Bヒットシングルを生み、
ネスヒ・アーティガンとジャズも吹き込んだ。その集大成がネスヒの制作によるアルバム『ザ・ジ
ーニアス・オブ・レイ・チャールズ(The Genius of Ray Charles)』だった。これはレイのキャ
リア史上随一の傑作と言っていいかもしれない。ネスヒにとってレイは、彼が愛したブルースと
生涯飽くことのなかったジャズをつなぐ史上最高の架け橋だった。
ジェリー・ウェクスラーはレイ・チャールズの最初期のアトランティック・セッションから間も
なく入社し、その後すべてのレイ作品に無我夢中で取り組んでくれた。ひとつ忘れられないセッ
ションがある。録音には教会育ちのタンバリン奏者が複数参加していた。ジェリーがタンバリン
であるリズムを叩くと、レイがみんなを止めて言った。「いまの誰だ?」。ジェリーが「ぼくだ
けど」。その感じで叩いてくれとレイが伝え、そのリズムがテイクの要になったのだった。ジェ
リーがあれほど強く惹かれたアーティストは、アレサ・フランクリン女史を除けば、レイ・チャ
ールズしかいない。
ここに収めた録音は、ジェリーとネスヒと私、そしてレイ・チャールズが共に育んだ大いなる愛
の産物だ。

アーメット・アーティガン

(メーカー資料より)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. ザ・サンズ・ゴナ・シャイン・アゲイン
  • 02. ロール・ウィズ・マイ・ベイビー
  • 03. ザ・ミッドナイト・アワー
  • 04. ジャンピン・イン・ザ・モーニング
  • 05. イット・シュドヴ・ビーン・ミー
  • 06. ルージング・ハンド
  • 07. ハートブレイカー
  • 08. シナーズ・プレイヤー
  • 09. メス・アラウンド
  • 10. ファニー・バット・アイ・スティル・ラヴ・ユー
  • 11. フィーリング・サッド
  • 12. アイ・ワンダー・フー
  • 13. ドント・ユー・ノウ
  • 14. ノーバディ・ケアーズ
  • 15. レイズ・ブルース
  • 16. アイ・ガット・ア・ブレイク・ベイビー
  • 17. ブラックジャック
  • 18. アイヴ・ガット・ア・ウーマン
  • 19. グリーンバックス
  • 20. カム・バック・ベイビー
  • 21. ア・フール・フォー・ユー
  • 22. ジス・リトル・ガール・オブ・マイン
  • 23. ハード・タイムズ
  • 24. ブルーズ・ハングオーヴァー
  • 25. メリー・アン
  • 26. こぼれる涙
  • 27. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー
  • 28. ホワット・ウッド・アイ・ドゥ・ウィズアウト・ユー

ディスク   2

  • 01. ドーン・レイ
  • 02. ザ・マン・アイ・ラヴ
  • 03. ミュージック、ミュージック、ミュージック
  • 04. ブラック・コーヒー
  • 05. ロンリー・アヴェニュー
  • 06. アイ・ウォント・トゥ・ノウ
  • 07. リーヴ・マイ・ウーマン・アローン
  • 08. ザ・レイ
  • 09. アイ・サレンダー・ディア
  • 10. ホーンフル・ソウル
  • 11. エイント・ミスビヘイヴィン
  • 12. ジョイ・ライド
  • 13. スウィート・シックスティーン・バーズ
  • 14. ドゥードリン
  • 15. ゼアズ・ノー・ユー
  • 16. アンディサイディド
  • 17. マイ・メランコリー・ベイビー
  • 18. イッツ・オールライト
  • 19. エイント・ザット・ラヴ

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人物・団体紹介

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Ray Charles

天才盲目ミュージシャン、レイ・チャールズ。49年「Confession Blues」でデビュー。54年には、あの歴史的傑作「I've Got A Woman」を発表。R&B/ブルースに始めてゴスペルを取り入れたこの曲で世界的地位を獲得。代名詞的なナンバー「What'd I Say」では、始めてポップ・チャートトップ10入りを果し、数多くのアーティスト達がカヴァーするスタンダード・ナンバーとして人気

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