Singles Collection 2000-2017

黄金の声」を持つブルー・アイド・ソウル・マン
ソロ・キャリアを俯瞰するボリュームたっぷりのシングル・コレクション

　数多くの有名バンドに参加してきた英ロック・シーン随一の職人ミュージシャン、ポール・キャラック。近年はエリック・クラプトンのバンド・メンバーとしてもお馴染みで、2014年、16年のクラプトン来日公演にも参加して「黄金の声」と評される素晴らしい歌声を聴かせてくれたのも記憶に新しいところです。玄人筋のブリティッシュ・ロック・ファンを魅了する彼の、最新ベスト・アルバムが２枚組の大ボリューム、価格据え置きで登場です。
　1951年ヨークシャー生まれのポール・キャラックは、プログレッシヴ・ジャズロック・バンド、ウォーム・ダストで70年にデビュー。75年にはエースを結成、彼が作曲しリード・ヴォーカルをとった「How Long」は全米3位の大ヒットを記録しました。70年代後半からフランキー・ミラー、ロキシー・ミュージックのサブ・メンバーとして、マイク&ザ・メカニックスやスクイーズといった有名バンドの中心メンバーとして活動、また様々なアーティストのセッションにも参加してきました。90年代中盤から本格的にソロ・アーティストとしての活動にシフト、以降１、２年に１枚ペースでソロ・アルバムを発表しています。最新ソロ・アルバムの『ソウル・シャドウズ』は2016年のクラプトン公演にあわせてライス・レコードより国内盤が発売。好セールスを記録しました。
　『ザ・シングル・コレクション』と銘打った本作は2000年以降に彼が発表したシングル楽曲をCD２枚に網羅。元々は2014年に配信限定リリースされていたものに15年以降のシングル曲を加えてCD化したものです。2014年にはエース時代の楽曲の再演を含む全キャリアを総括した１枚もの『ザ・ベスト・オブ・ポール・キャラック』（ライス PPR-7069）が出ていますが、本作はソロでのシングル曲を集めたものなので、より近年のキャラックの音楽を凝縮した編集盤になっています。また、シングル用リミックスやアルバム未収録曲も含んでいるため、ファンには見逃せない内容と言えるでしょう。
（メーカー・インフォメーションより）