最初の一音が流れ出した瞬間，音の玉手箱が開いたよう…

メセニーでは一番よく聴いたかも？この時代が好きですね。

レビューがないので書きます。アルバムタイトル通り、グループの基本メンバーのみのカルテット編成で録音されたアルバムです。メセニーグループの数多いアルバムのなかでは、いわゆるメロディアスな曲が入っていませんし、どちらかというと地味な印象を受けるアルバムかもしれません。他のアルバムと比較すると、やや前衛的で難解な曲が多い上に、全体的な色調が暗いので人気がないのかもしれませんが、グループ名義らしい完成度があり、もう少し評価されてもよいアルバムな気がします（といっても、初めてPMGを購入する人にはあまりお勧めできないかもしれませんが）。聞き所としては、メセニーとメイズが使っている楽器群が興味深く（彼ららしく珍しいギターや、鍵盤楽器を多用しています。たしか42ピカソギターもこのアルバムが初出だった気がします）、シンセやボイスでのメロディー補強がされていない分、彼らのジャズへの考え方が前面に出ていると思います（むきだしのPMGとでも言ったらいいのでしょうか）。そういう意味では、メセニーグループの曲や演奏スタイルに対してのストラクチャーを垣間見ることができるアルバムだと感じます。ともあれ、PMGを始めて買うのであれば、他のアルバムを探す方がよいかもしれませんが、色々聞いた上で、もう一歩踏み込みたくなったときには買って欲しいアルバムの一つです。

オープニングで驚愕。下手なブラスバンドの登場で「まさかＬＰ（当時）１枚これだったら？」と不安になった。２曲目で大逆転。３曲目以降はもう好きにして状態です。あの手拍子は皆さんコピーしたんじゃないかな？

PMGの名盤でもあり、ECMの名盤でもあると思います。 何度聴いても、まったく飽きません！ 非常にクレバーなナンバーから、スーパーのBGMとして流れている曲（実際に流れているのはコピーですが・・笑）まで様々な曲がならんでおり、これ一枚にPMGのほぼすべてが入っているといっても過言ではないと思います。 初心者の方は、すぐに転売しないこと！（笑） 5年後、10年後と聞き返してみてください。

pat methenyのECMレコードで残した最後の作品。 2曲目「ヨランダ、ユー・ラーン」はミュージック・ビデオも制作され、MTVでもかかるようなポップな曲。 この頃来日ライブに行きました。1曲目の「フォワード・マーチ」から始まったこと、「ファースト・サークル」の手拍子を会場全体でしたことをよく覚えています。 ペドロ・アスナールが最初に参加したのもこの作品（1989年の『レター・フロム・ホーム』まで参加）で、僕の好きなアルバムが出る続いていく始まりのアルバム。

素晴らしい！リマスター望む。

この前後数年がピークかと思います。中でも本作が最高傑作。

パットを聞き始めて25年立ちました・・・そしてこのアルバムは・・・断言しますがこのアルバムは素晴しいです♪そして是非このバンドをライブで！見てみたいと思いました！

まず彼の探究心というか、こだわりに脱帽ですね。マルチな才能をいかんなく発揮していると思います。曲も素晴らしいし、出来も凄いです。 ただ一方で当たり前ですが、人が奏でる楽器の温かみ、ライヴの息づかいはまったくなく、無機質で冷たい感じがします。 もちろん彼は理解の上のことであり、従来にはないそんな世界を作り出したくてこのアルバムを作ったのだろうと思います。 しかしやっぱり私は彼のナチュラルで自然を感じさせる音が大好きで、このアルバムにもろ手を挙げて絶賛することはできないですね。