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いま、いにしえの旋法に、星月の語らいを聴く
スペイン・オルガン音楽の研究・演奏にも積極的に取り組む小島美寧子初のアルバム。録音は家喜美子、花岡和生等古楽奏者の録音を手がけ、古楽録音に定評のある峰尾昌男氏が担当。
スペイン独自のスタイルで書かれた、コレア・デ・アラウホ[1584-1654]の分割ストップのためのティエントでは思慮深い眼差しを、柿沼 唯[1961-]の『6つのプレリュード』から表題作『星月夜』ではひそやかな声を、『松風』では内面の静けさを、ルネサンスの声楽曲の面影をとどめる、フランスのティトゥルーズ[c.1563-1633]の『めでたし海の星』では勇壮な歌を。交差する時空を、軽井沢コルネのオーベルタン・オルガンが描き分けます。(販売元情報)
【収録情報】
● F.コレア・デ・アラウホ:第7旋法による高音部のソロのティエント
● F.コレア・デ・アラウホ:陽気な羊飼い
● F.コレア・デ・アラウホ:第2旋法によるティエントとディスクルソ
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜ドの旋法による前奏曲『朝』
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜レの旋法による前奏曲『バラード』
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜ミの旋法による前奏曲『星月夜』
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜ファの旋法による前奏曲『雨のあと』
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜ソの旋法による前奏曲『夏の庭』
● 柿沼 唯:6つの前奏曲〜ラの旋法による前奏曲『松風』
● ティトゥルーズ:めでたし海の星
● 柿沼 唯:星
● P.ブルーナ:第1旋法による右手のティエント
小島弥寧子(オルガン)
録音時期:2019年8月16-18日
録音場所:長野県、軽井沢コルネ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【小島 弥寧子(こじま みねこ)】
玉川大学を経て、武蔵野音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。フェリス女学院大学ディプロマコース修了。大学院在学中福井直秋賞受賞。ヨーロッパ、アメリカ各地のマスタークラスに参加。2003年度横浜みなとみらいホール・オルガニスト・インターンシップ修了。国内及びドイツ、フランス、スペイン、アメリカ各地でソロ、アンサンブル、オーケストラや吹奏楽団との共演を行う。近年特にスペインのオルガン音楽の作品や歴史的楽器の研究と演奏に力を注ぎ、また邦人作品にも積極的に取り組んでいる。
これまでにオルガンを富永哲郎、伊藤繁、酒井多賀志、藤枝照久、早島万紀子、三浦はつみ、武久源造、A.セア・ガラン各氏に、和声を柿沼唯氏に師事。 現在武蔵野大学非常勤講師。明福寺ルンビニー学園オルガニスト。元築地本願寺副オルガニスト(2006-2015)。“La academia del organo espanol” 主宰。 (一社)日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。(販売元情報)