一人の教会オルガニストがリードオルガンで綴る、
クリスマスへの静かな祈り
一人の教会オルガニストが、日々礼拝を営む際に使用するオルガンを用いての、待降節〜クリスマスにかけての音楽集。リードオルガンのストレートに心に響く音色、松原の真摯な歌心がすべて捉えられた優秀録音。『きよしこの夜』の、天上から降り注ぐ天使たちの合唱を思わせるような雰囲気は感動的。クリスマスの時期に、こうした音楽を聴いて心静かな時を過ごすのも大変よいものです。(WAON)
【収録情報】
富山鹿島町教会 礼拝奏楽より 〜アドヴェントからクリスマス〜
(礼拝の開始と御言葉に耳を傾けられるようにとの祈り)
1. 中世のキャロル:『甘き喜びのうちに』
2. J.M.バッハ:『甘き喜びのうちに』
3. J.C.H.リンク:『いとも尊いイエスよ、われらはここにて』
(待望 I)
4. J.S.バッハ:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』
5. コラール:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』(和声:J.S.バッハ)
6. G.M.トラバーチ:第3旋法による3つの主題によるリチェルカータ
(預言)
7. コラール:『一輪のバラの花が萌え出で(エッサイの根より)』
8. J.ブラームス:『一輪のバラの花が萌え出で』
(天使による良い知らせ)
9. J.S.バッハ:『高き天よりわれは来たれり』
(天使、羊飼いの讃美)
10. C.ウェスレー:パストラーレ
11. 『讃美歌21』278番『 暗き闇に星光り』(松原葉子編曲)
12. J.S.バッハ:『ほめ讃えられよ、汝イエス・キリストよ』
13. 『 讃美歌21』259番『いそぎ来たれ、主にある民(神の御子は今宵しも)』(松原葉子編曲)
(マリアの讃歌、すべてのものらの礼拝と讃美)
15. D.ブクステフーデ:『マニフィカト(わが魂は主をあがめ)第9旋法』
16. 『讃美歌21』255番『 生けるものすべて』(松原葉子編曲)
17. J.S.バッハ:『全能なる神に讃美あれ』
18. E.クレンケル:『いざ歌い、喜べ』
19. B.カー:シチリアの歌に基づく変奏曲より
20. O.アーベル:『われは汝の馬槽の前に立ち』
(待望 IIと成就)
21. J.ボワヴァン:第4旋法による容易なプレリュード
22. 松原葉子:『久しく待ちにし』による前奏曲
23. 『讃美歌21』231番『 久しく待ちにし』
(讃美と安らぎ、平和)
24. G.P.チーマ:カンツォーン第4番『安らぎ』
25. 『 讃美歌21』264番『きよしこの夜』(松原葉子編曲)
松原葉子(リードオルガン)
録音時期:2009年9月28日、12月7日、2010年5月6日、6月21日
録音場所:富山市、日本基督教団富山鹿島町教会礼拝堂
録音方式:デジタル(セッション)
CDは国内プレスとなります。
【松原葉子】
1973年、富山生まれ。幼少の頃よりピアノを始める。15歳より教会での礼拝奏楽に携わり、教会音楽の学びを志す。フェリス女学院大学音楽学部楽理学科卒業。
オルガンを林佑子、宮本とも子、三浦はつみ、作曲を岡島雅興、松本日之春、土田英介、音楽学を寺本まり子、秋岡陽の各氏に師事。2000年『立教学院創立125周年記念教会音楽作曲コンクール』3位入賞。日本オルガン研究会、日本リードオルガン協会、日本賛美歌学会会員。日本基督教団富山鹿島町教会オルガニスト。(WAON)
松原葉子は100年以上の歴史を持つ富山鹿島町教会のオルガニスト。このリードオルガンというのは、いわゆる足踏みオルガンで、パイプオルガンのような迫力はないが、親しみやすい響きだ。中世から現代までのクリスマス関連作品が選ばれている。人柄が偲ばれる真摯な演奏が安らぎをもたらす。(T)(CDジャーナル データベースより)