CD 輸入盤

プラハの春音楽祭ゴールド・エディション 第3集〜カルロス・クライバー&プラハ響、エッシェンバッハ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ&チェコ・フィル(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CR1141
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


遂に出た! 1968年プラハの春音楽祭ライヴ
カルロス・クライバー指揮、エッシェンバッハをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲
さらに1980年のサヴァリッシュによるドヴォルザーク『幽霊の花嫁』も収録!


チェコ放送の自主レーベル「ラジオサーヴィス」のシリーズ『プラハの春音楽祭ゴールド・エディション』の第3弾。遂に、カルロス・クライバー指揮、クリストフ・エッシェンバッハをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲の録音が登場しました!
 カルロス・クライバー[1930-2004]はカリスマ的な名声を誇った指揮者でありながら、そのディスコグラフィは非常に限られたものしか残っていません。この録音もチェコ放送に残されてはいましたが、正式なリリースはされていない貴重な音源。1968年5月25日の演奏会は、ここに収録されている『シューマン:ピアノ協奏曲』の他に、ドヴォルザーク:演奏会用序曲『謝肉祭』、ベートーヴェン:交響曲第7番が演奏されていますが、大変残念ながら他の2曲は現在アーカイヴには残っていません。
 取り上げるレパートリーを極端に絞り込み、少ない演奏会、多くはない録音。それらはクライバーが理想とする音楽を実現するために、常にこだわってきた証ともいえるでしょう。その背景には父エーリヒとの間柄も大きく影響したとも言われています。そうした中、ウィーンに次ぐ、父エーリヒの第2の故郷ともいえるプラハでの演奏というのは、クライバー自身特別な心境があったと想像できます。
 そして、1968年はチェコ・スロヴァキア(当時)において重要な年でもありました。同年4月に始まった「人間の顔をした社会主義」を掲げるドプチェクの指導の下で展開された民主化運動「プラハの春」、その8月にソ連、ワルシャワ条約機構軍が軍事侵攻したことで鎮圧された「チェコ事件」と、激動の年に行われた本演奏会は聴衆の熱狂と共に成功をおさめました。エッシェンバッハは28歳でピアニストとして絶頂期を迎えようとし、クライバーもバイエルン国立歌劇場の指揮者となり世界的指揮者へと名声を確立するなど、当時2人はすでに一流の音楽家。そんな両者に引っ張られ、オケは超一流の音楽家を前に見事な演奏を聴かせ、エッシェンバッハもクライバーの猛烈な指揮に引っ張られ、圧巻のピアノ演奏を披露しています。
 また、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮チェコ・フィルによるドヴォルザークの劇的カンタータ『幽霊の花嫁』も収録。ミュンヘンに生まれたドイツの名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュ[1923-2013]。1957年に当時最年少の33歳という若さでバイロイト音楽祭にデビューを果たし、バイエルン国立歌劇場音楽監督(1971〜92)の20年に及ぶ活動もサヴァリッシュの重要な功績と言えます。ちょうど1970〜1980年代は、サヴァリッシュがチェコ・フィルに頻繁に登場してひときわ高い人気を博していた時期でもあります。ドヴォルザークの『幽霊の花嫁』はあまり多く演奏される演目ではありませんが、サヴァリッシュとチェコ・フィルは、1977年、1980年と続けて同演目を演奏しており、両者の良好な関係がよく伝わる充実の内容となっています。1884年に作曲されたこのカンタータは、チェコの詩人ヤロミール・エルベンの台本を用い、随所にチェコの民謡風の美しい旋律が使われた魅力的な作品。ドヴォルザークの充実した作曲技巧が伺われる中期の傑作です。
 当シリーズは、チェコの名エンジニア、ミロスラフ・マレシュのチームによって、オリジナル・マスターテープから入念にリマスタリングされ、当時の音源を緻密に再現しています。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
● ドヴォルザーク: 劇的カンタータ『幽霊の花嫁』 Op.69


 ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
 ズデニェク・ヤンコフスキー(テノール)
 リハルト・ノヴァーク(バス)
 プラハ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ヨーゼフ・ヴェセルカ)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)

 録音時期:1980年5月23日
 録音場所:プラハ、スメタナ・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54

 クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
 プラハ交響楽団
 カルロス・クライバー(指揮)

 録音時期:1968年5月25日
 録音場所:プラハ、スメタナ・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)


ユーザーレビュー

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クライバー目当てで買いましたが、サヴァリ...

投稿日:2023/12/03 (日)

クライバー目当てで買いましたが、サヴァリッシュ指揮の「幽霊の花嫁」が当たりでした。初めて聴く曲ですが親しみやすいメロディーも多く、十分楽しめました。ベニャチコヴァーは迫真の歌唱で、オペラティックに楽しめます。サヴァリッシュも熱演、録音も不満有りません。

hiro さん | 神奈川県 | 不明

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注目のピアノ協奏曲は想像(覚悟)を超える...

投稿日:2022/06/03 (金)

注目のピアノ協奏曲は想像(覚悟)を超える良好なステレオ録音(客席? オケ団員? の咳が盛大に入っているけど)。 聴きものは中間楽章、足早のクライバーペースで始まるが徐々に感情が満ち、テンポが落ちて夢見るような表情に変わっていく様が素晴らしい(陶酔したピアニストが自分が弾くのを忘れる程だ)。 もちろん、第一・第三楽章も瑞々しい演奏だ。クライバーにはリヒテルとの録音があるが、作曲家との相性では、このエッシェンバッハとの演奏の方が良いと思う。

かばのすけ さん | 神奈川県 | 不明

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