CD 輸入盤

ドヴォルザーク:交響曲第8番、ピアノ協奏曲、ショスタコーヴィチ:交響曲第9番、マルチヌー:交響曲第4番、他 クーベリック&チェコ・フィル(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SU4080
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クーベリック、チェコ・フィル首席指揮者時代の音源
ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ、マルチヌー!


20世紀を代表する偉大な指揮者の一人、ラファエル・クーベリック[1914-1996]は、1941年から1948年まで異例の若さでチェコ・フィルの首席指揮者を務めていたものの、ソ連によるチェコスロヴァキア共産化に反発して亡命、チェコ民主化後の1990年まで祖国を離れていたことはよく知られています。
 このCDには、クーベリックがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の地位にあった頃の貴重な音源が収録されています。
 ドヴォルザークの交響曲第8番はまだ第二次世界大戦が終結する前の録音。
 ドヴォルザークのピアノ協奏曲は、第二次世界大戦中にチェコを追われ米国に帰化した名ピアニスト、ルドルフ・フィルクシュニー[1912-1994]が第1回のプラハの春音楽祭に参加するために帰国したときの演奏。
 ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、1945年11月3日にレニングラードで初演されてから40日後の演奏で、おそらくこの曲の初録音。
 マルチヌーの交響曲第4番『リディツェ村への追悼』は、いずれもマルチヌーが第二次世界大戦を避けて米国に移住していた時期の作品。『リディツェへの追悼』は、ドイツ軍によって大量虐殺されたチェコのリディツェ村の人々に捧げられた作品。
 ヴァーツラフ・ドビアーシュ[1909-1978]は、20世紀半ばのチェコの重要な作曲家の一人。『スターリングラード』は、バリトン独唱と男声合唱のためのカンタータ。これは世界初演の際の録音。
 クーベリックの指揮は若い頃から優れており、ここに収められた多様な傾向の作品でも、それぞれの性格を明確に表出した演奏をチェコ・フィルから引き出しています。
 ブックレットには若きクーベリックの貴重な写真も多数掲載。

【収録情報】
1. ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op.88
2. ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
3. ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調 Op.70
4. マルチヌー:交響曲第4番
5. マルチヌー:リディツェへの追悼
6. ドビアーシュ:スターリングラード

 ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ:2)
 ズデニェク・オタヴァ(バリトン:6)
 ティポグラフィア男声合唱団(6)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1944年11月30日(1)、1946年6月4日(2)、1945年12月13日(3)、1948年6月10日(4)、1946 年3月14-15日(5)、1945年11月7日(6)
 録音方式:モノラル

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro Con Brio
  • 02. Adagio
  • 03. Allegretto Grazioso
  • 04. Allegro Ma Non Troppo
  • 05. Allegro Agitato - Rudolf Firkusny/Czech Philharmonic Orchestra
  • 06. Andante Sostenuto - Rudolf Firkusny/Czech Philharmonic Orchestra
  • 07. Finale. Allegro Con Fuoco - Rudolf Firkusny/Czech Philharmonic Orchestra

ディスク   2

  • 01. Allegro
  • 02. Moderato
  • 03. Presto
  • 04. Largo
  • 05. Allegretto
  • 06. Poco Moderato
  • 07. Scherzo. Allegro Vivo
  • 08. Largo
  • 09. Poco Allegro
  • 10. Memorial to Lidice for Symphony Orchestra, H296
  • 11. Stalingrad: Cantata for Baritone, Male Chorus and Orchestra - Various Performers

ユーザーレビュー

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クーベリック若き日の記録ということで、古...

投稿日:2014/02/19 (水)

クーベリック若き日の記録ということで、古い音源が多く、音質の悪さは否めません。しかし、どれもが大変珍しい音源で、特にヴァーツラフ・ドビアーシュ(1909-1978)のカンタータ「スターリングラード」については、作品どころか作曲家すらほとんど知られていないことと思われます(アンチェルはチェコ近現代音楽をたくさん録音しているので、ファンの方なら、ご存知かもしれません)。貴重な1枚として、チェコ音楽ファンなら絶対に持っておきたいものでしょう。(それにしても、若い頃のクーベリック、かっこいいですね(笑)。ブックレットに写真たくさん載っています。)

ブルノのおっさん さん | 北海道 | 不明

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クーベリックが1944年から48年にかけてチェ...

投稿日:2012/03/10 (土)

クーベリックが1944年から48年にかけてチェコ・フィルと行なった録音集。 ドヴォルザークやマルティヌーの録音は知られているものだが、これまで、クーベリックのショスタコーヴィチ録音は、コンセルトヘボウ管との、1950年のレニングラード交響曲のライヴ録音が商品化されているだけに過ぎず、スプラフォンによると、交響曲第9番のこの音源は、今回が初商品化であるとのこと。録音は1945年12月のライヴ録音で、ムラヴィンスキーが初演して1ヶ月も経過していない時期のもの。この楽曲の、今までパッケージ商品として発売された最も早い録音は、1946年7月の、クーセヴィツキー指揮ボストン響のアメリカ初演のライヴ録音だが、その記録を半年以上も更新したことになる。初出音源は、他にもマルティヌーの《リディツェのへの追悼》、ドビアスの《スターリングラード・カンタータ》があり(これらは、いずれも初演の実況録音と思われる)、それらも興味が尽きないレパートリーだ。 本盤は、「偉大なチェコの指揮者たち」と題されており、今のところクーベリック以外の指揮者の録音はアナウンスされていないが、ノイマンやアンチェル、スメターチェクやターリヒなどの珍しい録音が商品化されることを期待して止まない。

MISPRISIONER さん | 東京都 | 不明

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