小澤征爾 75th Anniversary BOX
ブルーレイディスク4枚+特典1枚セット
計500分収録!
●ショスタコーヴィチ5番&ブラームス2番
●ヤナーチェク:利口な女狐の物語
●ボストン響音楽監督最終公演のマーラー9番、ほか
●ロストロポーヴィチとの共演
●小澤征爾「悲愴入門」ほか(特典ディスク)
小澤征爾が9月に75歳を迎える記念の年に、今までNHKが収録してきた数々の公演の中から希少性の高い公演、ソフト化が待望されている名演をセレクトし、ブルーレイディスク化。
【入念なオーサリング】
ブルーレイ化にあたっては、入念なオーサリングがおこなわれ、どのディスクでも放送クオリティーを凌駕する高音質と高画質を実現しているのがポイント。また、部分的には、通常の映像のほかに、指揮者固定撮影カメラ、オーケストラ全体撮影カメラでの別映像コンテンツも収録し、映像作品としての面白さ・可能性を追求する工夫もおこなわれています。
【ショス5とブラ2の熱演】
Disc1はサイトウキンとのコンサート映像。CDでベストセラーとなったショスタコーヴィチ交響曲第5番と同じ演奏をの熱気あふれる映像を高画質で見ることができるのが嬉しいところ。組み合わせのブラームスの交響曲第2番は、2009年9月に収録された新しいもので今回が初登場。1991年の演奏も良いものでしたが、今回はさらにパワーアップしています。
【ヤナーチェク『利口な女狐の物語』】
Disc2はオペラ映像。苦味を知り抜いた精神と近代的な技術が描き出す幻想的なオペラ『利口な女狐の物語』に、小澤征爾はプッチーニよりも美しい愛の情景を見出し、人間社会への強いメッセージを刻印します。オーケストラに求められる過酷なまでに難度の高いアンサンブルと、表向きの歌の純朴な美しさのギャップ、背景音響からの心理演出の巧みさ、複雑で強烈なリズムのモザイク構造の数々を高音質で堪能しつつ、フィレンツェ歌劇場との共同制作になるメルヘンの世界を高画質映像で見ることのできる面白さはブルーレイ・オペラ鑑賞の醍醐味ともいえるでしょう。
【ボストン響との名演】
Disc3はボストン響とのライヴ映像。後半には、音楽監督としての最後のコンサートとなったマーラーの交響曲第9番を収録。30年に渡る活動の最後にふさわしい感動的な演奏を高画質&高音質で味わえます。
前半は、ボストン響との来日公演からの映像で、サントリーホールにおけるベートーヴェンの交響曲第7番ほかを収録しています。
【ロストロポーヴィチとの共演】
Disc4はロストロポーヴィチとの映像。小澤征爾の親友で偉大なチェリストで指揮者でもあったロストロポーヴィチとつくりあげた興味深いドキュメンタリー『ロストロポーヴィチ 75歳 最後のドン・キホーテ』と、リヒャルト・シュトラウスの『ドン・キホーテ』、そして阪神大震災の被害者に捧げられたチャリティ・コンサートの共演であったドヴォルザークのチェロ協奏曲とアンコールで弾かれたバッハのサラバンド。どれもロストロポーヴィチらしいヒューマンな演奏です。
【ボックスだけの特典】
特典として、小澤征爾がNHK交響楽団を指揮したベートーヴェン『運命』の第一楽章と、小澤征爾自らチャイコフスキー『悲愴』を解説した「悲愴入門」を収めた特典ディスクが付属するほか、特製リーフレットが封入されています。
【収録情報】
DISC1
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
収録:2009年9月、松本文化会館
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47『革命』
収録:2006年9月、松本文化会館
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾(指揮)
・特典映像:通常映像のほかに、指揮者固定カメラ、オーケストラ全体撮影カメラでの別映像コンテンツを収録
DISC2
・ヤナーチェク:歌劇『利口な女狐の物語』全曲
収録:2008年8月、9月、まつもと芸術館)
女狐ビストロウシカ:イザベル・ベイラクダリアン
森番:クィン・ケルシー
森番の妻/ふくろう:ジュディス・クリスティン
校長/蚊:デニス・ピーターソン
神父/あなぐま:ケヴィン・ランガン
行商人ハラシタ:デール・トラヴィス
雄狐:ローレン・カーナウ
宿屋の主人:松原友
宿屋の女房:増田弥生
犬ラパーク:マリー・レノーマン
雄鶏:黒木真弓
きつつき:牧野真由美、他
SKF松本児童合唱団
東京オペラシンガーズ
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾(指揮)
演出:ロラン・ペリー
装置:バーバラ・デリンバーグ
衣裳:ロラン・ペリー
照明:ペーター・ヴァン・プラント
振付:リオネル・オッシュ
DISC3
・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
収録:1989年12月12日、サントリーホール
・ケナン:夜のひとりごと
収録:1989年12月12日、サントリーホール
・マーラー:交響曲第9番ニ長調
収録:2002年4月20日、ボストン、シンフォニー・ホール
ボストン交響楽団
小澤征爾(指揮)
DISC4
・『ロストロポーヴィチ 75歳 最後のドン・キホーテ』
ドキュメンタリー番組/2002年放送
・R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』
収録:2002年9月、松本文化会館
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾(指揮)
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104
収録:1995年1月、サントリーホール
・J.S.バッハ:サラバンド
収録:1995年1月、サントリーホール
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
NHK交響楽団
小澤征爾(指揮)
BOX特典DISC(約30分)
・小澤征爾指揮、NHK交響楽団:ベートーヴェン『運命』第一楽章
・「悲愴入門」 小澤征爾自らチャイコフスキー『悲愴』を解説
収録時間:本編約470分+特典約30分(予定)
画面:カラー/16:9/MPEG-4 AVC
音声:5.0chサラウンド・リニアPCM、ステレオ・リニアPCM、5.0ドルビーデジタル(DISC3はステレオ・リニアPCMのみ)
字幕:日本語(本編字幕ON・OFF機能)
※ブルーレイディスク対応プレイヤーでのみ再生できます。
小澤征爾75歳記念としてまとめられたブルーレイ・ディスクBOX。サイトウ・キネンo.をはじめ、N響、ボストン響などとの極めつけの演奏を収録している。小澤自らが「悲愴」の解説をした特典ディスク付き。(CDジャーナル データベースより)