CD 輸入盤

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ストックホルム・フィル、スウェーデン放送全録音集(4CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0235
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フルトヴェングラー&ストックホルム・フィル、スウェーデン放送による全録音集大成!
放送局とオーケストラ承認による初リリース!


フルトヴェングラーはスウェーデン、ストックホルムを頻繁に訪れました。ある時はウィーン・フィルを率いて、そして現地ストックホルム・フィルに客演しました。この度、フルトヴェングラー&ストックホルム・フィル共演の遺されている全録音がスウェーデン放送アーカイヴによる音源提供+ストックホルム・フィルの承認を得ての初発売となりました。
 フルトヴェングラーの代名詞ともいえる『第九』は、1943年12月という難しい時期に単身ストックホルムに赴いた演奏。狂乱のような合唱には何か特別な感情が籠めらているかのようです。ベートーヴェン・プロ、交響曲第8番、第7番は戦後の客演。元気なフルトヴェングラーらしい自由自在な演奏で、ストックホルム・フィルに秘伝を伝えるかのような見事な演奏。『ドイツ・レクィエム』は巨匠唯一の完全全曲録音であり、崇高かつ燃え上がる情熱が同居した奇跡的な名演として著名。R.シュトラウスの『ドン・ファン』、ワーグナーの『トリスタン』については語り上手、聴かせ上手のフルトヴェングラーらしい物語性の強いうねる様なロマンが最高です。『レオノーレ』序曲第3番は、正に芸術は爆発だ!を地で行くもの。非常に細かく、エネルギッシュなリハーサルも必聴です。
 過去に正規音源からCD化されたものもありますが、CD初期等のマスタリングには過度のエコー付加など問題があるものも多かっただけに今回のリリースは朗報という他ありません。
 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付、ネストル・スタリオーネ氏による書下ろし。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

1. ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

Disc2
2. ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
3. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

Disc3
4. ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45

Disc4
5. リヒャルト・シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
6. ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
7. ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 Op.72b
8. 『レオノーレ』序曲第3番のリハーサル風景

 ヒョルディス・シンベリ(ソプラノ:1)
 リサ・テュネル(アルト:1)
 ヨースタ・ベケリン(テノール:1)
 シーグルド・ビョルリンク(バス:1)
 ケルステン・リンドベルイ・トルリンド(ソプラノ:4)
 ベルンハルト・ゼネルステット(バリトン:4)
 ストックホルム・フィルハーモニー合唱団(1,4)

 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1943年12月8日(1)、1948年11月13日(2,3,7)、1948年11月19日(4)、1942年11月25日(5,6)、1948年11月12日(8)
 録音場所:ストックホルム、コンサートホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 スウェーデン放送音源からは初出(1,3,5,6)

ユーザーレビュー

総合評価

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このBoxはEMIが1972年に発売したベート...

投稿日:2019/10/08 (火)

このBoxはEMIが1972年に発売したベートーヴェンの8番、レオノーレのリハと本番、ブラームスのドイツレクイエムの他、すっかり馴染みとなった演奏が殆どである。しかしこのBoxには貴重な点がいくつかある。まず@「フルトヴェングラー馴染みのないオーケストラとどのように演奏したか?」という貴重な記録であることだ。レオノーレのリハをあらためて聴いて頂きたい。ここでのフルトヴェングラーは驚くべきことに、全く「基本的テクニック」しか指示してない。「そこはスタッカート」「常にインテンポで」「クレッシェンドは正確に」等々である。我々が抱く「フルトヴェングラーのイメージ」とはまるで違い、楽譜に忠実であることを徹底させている。ところが、有名な「ルツェルンのリハ」と聴き比べると雰囲気がまるで違うのだ。ルツェルンでのリハは、音色や音フレーズに関する指摘が明らかに多い。これは恐らく「フルトヴェングラーはオーケストラのレベルに応じてリハの仕方を変えていた」という貴重な証拠なのだ。質が高いオケには「ニュアンス」を、質が落ちるオケには「基本」を徹底して教え込んでいたのだろう。ベルリン フィルとのリハ録音がいくつか残っているが「素人には全く参考にならない」のはこういう点に起因している。次にA全て既発録音だが、現在「中古市場でも殆ど入手不可能なもの」が含まれている。特にドン ファンの復刻は嬉しい限りだ。 ここに収められた録音は「フルトヴェングラーの最上の演奏」ではない。また録音の質も落ちる。だが他のレーベルに比べ「スクラッチノイズ」は大きいものの、その分「高音がよく聴こえ」るので、聴きやすくなっている(「リハ録音が一番良い音だ」というのが少々皮肉な結果ではある)。 あくまで「コアなフルトヴェングラー ファン向け」であり本来なら「星4つ」だろうが、希少価値を加味し「5つ」とした。

Y.A さん | 兵庫県 | 不明

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