最初一通り聴いた時は はっきり言って　せいぜい★２つレヴェルだと思った。 そのままフリーマーケット行きかな？と考えていたが、ふっと DISK１の、トラック19あたりが気になって、再度DISKごと聴き直していたら 結局何度も聴き流すことになって、今週は毎日のように聴いている。 非常に水準の高い演奏ばかりだが、耳当たりがよい分、最初はあまり心に残らないような曲＆演奏が多いのは事実だ。 しかし何度も聴いて行くと、さすが『抜粋』曲集だけあって、それぞれの曲にツボがある。 　惜しむらくは、外国版のせいで 曲目が読めないこと。

オッフェンバックとスッペという同時期に活躍し、人気作曲家となった二人の作品集です。スッペのガラテアのアリアやボッカッチオは珍しいでしょうか。オッフェンバックもペリコールのセキデーリャ、ホフマン物語の合唱曲のオーケストラ版は大変珍しいでしょう。演奏はごく普通で少々ﾉﾘがかたく感じます。歌唱も平板な感じがします。オッフェンバックかスッペ好きの人向けのアルバムだと思います。

サラスエラ・コンサートとオッフェンバックの「天国と地獄」、スッペの「ボッカッチオ」の聴き所が収録されていますが、スッペはたった3曲しか収録されていなくて、少し残念。 指揮者、歌手は知らない人物が多いのですが、どの曲も楽しくって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。 ただ、これといった決定打に欠ける事が難点でしょうか。

オッフェンバックから20世紀のオペレッタまでを有名な曲を集めた、さしずめ、オペレッタのサンプラーのようなCDです。（音源も現在発売してる全曲盤からの抜粋のよう） 1950〜60年代にかけての古いモノラル録音ですが、時期にしては聴きやすいものが多いと感じます。

ラハエル・コンサート・オーケストラという団体によるオペレッタ物を集めたCDですが、正直いってあんまりです。 まず演奏がイマイチというより、よくないです。 一応二人の指揮者がクレジットされていますが、正直いってどれも一本調子で続けて聴くと飽きます。 さらに人工的な録音も少々耳につく。 また、自分のCDだけかも知れませんが、ジャケットにはDDD録音と明記されてますが、CD本体にはADDと明記されていて、聴く限りは後者が正しいようです。（多分ミスでしょう） 良いところはカールバッハや、プランケットという珍しい作曲家の作品が収録されている事、有名作曲家の珍しい曲も収録されているという点に尽きると思います。

デッサウの30年録音の「微笑みの国」が音楽として楽しめる録音のレベルに達していない。40年以降のレハール自作自演の4作品も、台詞の音量レベルが相対的に高く、ちょっと聴きづらい。この10枚の中では、オマケ的存在の「名演集」の9〜10が、ちょっとこの時代の演奏を聴いてみたいという時に重宝しそうなディスクで、買って失敗という感じはしなかった。

素晴らしいセットが発売されますね。昔、『チャールダーシュの女王』1枚のために、ＶＨＤの機械を購入しました。クラシカ・ジャパンやＮＨＫ-ＢＳ２でほとんどの題目は見ていますが、これは早く申し込まなければ。クンツやヴェヒターの芸達者には驚嘆。オペラの嫌いな方にもぜひお勧めです。

こんなに愉しいオペレッタのアリア集は初めてです。 シュヴァルツコップフ、ボニーさんのも聴いてきましたが、ポップさんの歌声は、オペレッタにもピッタリだったんですね。 明るい歌声で、愉しい旋律を軽々と歌いこなして行かれます。その中に、喜び、哀しみ、などが入り交じっています。 廉価盤ですし、このCDはお買い物ですよ。