CD

ニューイヤー・コンサート2012 ヤンソンス&ウィーン・フィル(2CD)

New Year's Concert

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC1478
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

マリス・ヤンソンス&ウィーン・フィル
ニューイヤー・コンサート2012(2CD)
世界70カ国4億人の心に届く世紀のクラシック・コンサート


ラデツキーやラコッツィーの引用が楽しい『祖国行進曲』や『蒸気機関車ギャロップ』といったニューイヤー初登場曲のほか、原典版による『ピツィカート・ポルカ』、少年合唱付きの『トリッチ・トラッチ・ポルカ』といった面白い聴きもの多数の凝った選曲に加え、チャイコフスキーでの濃密な表現、切れ味抜群の『雷鳴と電光』『カルメン・カドリーユ』など、演奏面の魅力も満載の高水準なニューイヤーです。(HMV)

毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからテレビとラジオを通じて世界70カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる70年以上の歴史を誇るこのコンサートは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われています。
 指揮はラトヴィア出身の巨匠マリス・ヤンソンス。ウィーン・フィルとの共演20周年を記念する形で実現します。2006年に初めてニュー・イヤー・コンサートを指揮して好評を博しており、『私にとって非常に特別な意味を持つコンサート。まさにファンタスティックの一言です』と語っています。
 演奏曲目は、定番の『トリッチ・トラッチ・ポルカ』『ピツィカート・ポルカ』『美しく青きドナウ』『ラデツキー行進曲』などに加えて、チャイコフスキー『眠りの森の美女』のワルツとパノラマなど、ニュー・イヤー・コンサート史上初登場作品が6曲含まれています。(SONY)

【収録予定曲】
1. 祖国行進曲(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)(*)
2. ワルツ『市庁舎舞踏会でのダンス』作品438(ヨハン・シュトラウス2世)(*)
3. ポルカ『あれか、これか』作品403(ヨハン・シュトラウス2世)(*)
4. トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214(ヨハン・シュトラウス2世)
5. ワルツ『ウィーンの貴族』作品419(カール・ミヒャエル・ツィーラー)
6. アルビオン・ポルカ 作品102(ヨハン・シュトラウス2世)
7. ポルカ『騎手』作品278(ヨーゼフ・シュトラウス)
8. 悪魔的ダンス(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー)
9. フランス風ポルカ『芸術家の挨拶』作品274(ヨーゼフ・シュトラウス)
10. ワルツ『楽しめ人生を』作品340(ヨハン・シュトラウス2世)
11. シュペール・ギャロップ 作品42(ヨハン・シュトラウス2世)
12. コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ(ハンス・クリスティアン・ルンベイ)(*)
13. 鍛冶屋のポルカ 作品269(ヨーゼフ・シュトラウス)
14. 『カルメン』カドリーユ 作品134(エドゥアルト・シュトラウス)
15. バレエ『眠りの森の美女』から『パノラマ』(チャイコフスキー)(*)
16. バレエ『眠りの森の美女』から『ワルツ』(チャイコフスキー)(*)
17. ピツィカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)
18. ペルシャ行進曲 作品289(ヨハン・シュトラウス2世)
19. ポルカ『燃える恋』作品129(ヨーゼフ・シュトラウス)
20. ワルツ『うわごと』作品212(ヨーゼフ・シュトラウス)
21. ポルカ『雷鳴と電光』作品324(ヨハン・シュトラウス2世)
(アンコール予定曲)
22. チック・タック・ポルカ 作品365(ヨハン・シュトラウス2世)
23. ワルツ『美しく青きドナウ』作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
24. ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世)
 (*)ニューイヤー・コンサート初登場曲

 ウィーン少年合唱団(4,13)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2012年1月1日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)


歴代ニュー・イヤー・コンサート
1939 クラウス(1)(第1回のみ大晦日開催)
1941 クラウス(2)
1942 クラウス(3)
1943 クラウス(4)
1944 クラウス(5)
1945 中止
1946 クリップス(1)
1947 クリップス(2)
1948 クラウス(6)
1949 クラウス(7)
1950 クラウス(8)
1951 クラウス(9)
1952 クラウス(10)
1953 クラウス(11)
1954 クラウス(12)
1955 ボスコフスキー(1)
1956 ボスコフスキー(2)
1957 ボスコフスキー(3)
1958 ボスコフスキー(4)
1959 ボスコフスキー(5)
1960 ボスコフスキー(6)
1961 ボスコフスキー(7)
1962 ボスコフスキー(8)
1963 ボスコフスキー(9)
1964 ボスコフスキー(10)
1965 ボスコフスキー(11)
1966 ボスコフスキー(12)
1967 ボスコフスキー(13)
1968 ボスコフスキー(14)
1969 ボスコフスキー(15)
1970 ボスコフスキー(16)
1971 ボスコフスキー(17)
1972 ボスコフスキー(18)
1973 ボスコフスキー(19)
1974 ボスコフスキー(20)
1975 ボスコフスキー(21)
1976 ボスコフスキー(22)
1977 ボスコフスキー(23)
1978 ボスコフスキー(24)
1979 ボスコフスキー(25)
1980 マゼール(1)
1981 マゼール(2)
1982 マゼール(3)
1983 マゼール(4)
1984 マゼール(5)
1985 マゼール(6)
1986 マゼール(7)
1987 カラヤン(1)
1988 アバド(1)
1989 クライバー(1)
1990 メータ(1)
1991 アバド(2)
1992 クライバー(2)
1993 ムーティ(1)
1994 マゼール(8)
1995 メータ(2)
1996 マゼール(9)
1997 ムーティ(2)
1998 メータ(3)
1999 マゼール(10)
2000 ムーティ(3)
2001 アーノンクール(1)
2002 小澤征爾(1)
2003 アーノンクール(2)
2004 ムーティ(4)
2005 マゼール(11)
2006 ヤンソンス(1)
2007 メータ(4)
2008 プレートル(1)
2009 バレンボイム(1)
2010 プレートル(2)
2011 ヴェルザー=メスト(1)
2012 ヤンソンス(2)
2013 ヴェルザー=メスト(予定)

内容詳細

2012年のステージが早くもリリースされる。冒頭、ひねった選曲の「祖国行進曲」から、2012年は楽しいぞと思わせてくれる。2回目の登場のヤンソンス人気も上々で、久々の出演となったウィーン少年合唱団、そしてニューイヤー史上初めて取り上げられる6曲など聴きどころ満載。(堀)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ヤンソンス2度目の再登板となった2012...

投稿日:2015/09/24 (木)

ヤンソンス2度目の再登板となった2012年の元日を奏でぞめしたウイーンフィルのニューイヤー。選曲も大変素晴らしくこれまでのニューイヤーの中でも最高の名演に酔わされたといっても過言ではない意欲的なスパイスの効いたコンサートに仕上がった。1890年1月12日にウイーンの環状道路沿いに落成した新市庁舎での舞踏会のために作曲された世紀末の香りが色濃く漂うワルツ王シュトラウス2世の愛する故郷ウイーンの街に捧げられた、事実上のオーストリア第2の非公式の国家であるワルツ<美しく青きドナウ>を効果的に引用させた優雅なワルツ<市庁舎舞踏会>と、当時シュトラウスの最高のライバルと目されたツィーラーの勇壮で優雅な曲調のワルツ<ウイーンの市民>の対比による1890年1月12日の新市庁舎の大ホールでの歴史的舞踏会の演奏の再現や、、同じくシュトラウス2世の有名ワルツ<楽しめ人生を>とヨーゼフ・シュトラウスのフランス風ポルカ<芸術家の挨拶>の1870年1月15日のウイーン楽友協会落成の歴史的式典コンサートの演奏の再現、恐らくニィーイヤーコンサート史上初の試みとなる<ピッチカート・ポルカ>の打楽器の加わるオリジナル・バージョンでの演奏、1987年の伝説的とも言われたニューイヤーでの帝王カラヤンの演奏に接近した名演を展開したヨーゼフ・シュトラウスの傑作の真髄であったワルツ<うわごと>や、1992年のカルロス・クライバーのニューイヤーでの演奏にこれまた接近した大胆な解釈を見せるポルカ・シュネル<雷鳴と電光>など、これまでの過去のニューイヤーの数々の伝説的を創り上げたマエストロたちの演奏を乗り越える野心的な演奏など、これまでのニューイヤーに見られない独自の斬新な工夫と解釈で描き切られたシュトラウス王朝の名曲にまとまって触れられる待望のきっかけを創り上げた巨匠ヤンソンスの演奏ぶりはとても清潔感に富んでいて、聴き手の期待を裏切らない、いずれの曲を取ってみても従来のニィーイヤーの壁を大きく乗り越える特有な魅力と特徴、音の伝統を併せ持った演奏ぶりとなった。こうした演奏が可能にたらしめたのも、ヤンソンスのシュトラウス音楽への愛着と造詣の深さ、思い入れの度合いが顕著なまでに強かったからであろう。ヤンソンスの繰り広げる解釈と要求に機敏に応えるウイーンフィルの団員の融通の利いた柔軟な演奏もこの2012年のニューイヤーの大きな聴き所・見せ場でもあった。2006年の最初の登場の時よりも格段に成長・進歩したロシア人指揮者ヤンソンスの姿を随所に確認できた2012年の初めを飾る楽しいニューイヤーとなった。その他にも、1991年のクラウディオ・アバドのニューイヤーのプログラムの終盤で演奏されたエドゥアルト・シュトラウスが、ジョルジュ・ビゼーの名作オペラ<カルメン>の動機を巧妙に織り込んで鮮烈に響く様に意図的に工夫を施し編曲した<カルメン・カドリーユ>なども、一音一音慎重に音符を確認しかみしめるかのような姿勢の音の運びとテンポで存分に聴かせてくれたのもなんとも言い様のない見事な職人芸的造形ぶりが窺える演奏となった。来年2016年に3度目のニューイヤーの指揮者に内定している巨匠ヤンソンスの凝った選曲と演奏ぶり、および独自の野心が輝く足音が早くも今から聴こえてきそうな期待感に満ちた予感を漂わせているような雰囲気がある。きっと世界の聴衆たちの耳を満足させ唸らせる艶やかなゆとりのある筆致の演奏になる味わい深い極上のコンサートのドラマツルギ―を行ってくれるに間違いないと心から期待してこのレビュー文章の筆を置こうと思う今日この頃にある。

松浦博道 さん | 静岡県 | 不明

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今年(2012年)約6年ぶりにニューイヤー・コ...

投稿日:2012/09/16 (日)

今年(2012年)約6年ぶりにニューイヤー・コンサートに登場したヤンソンスですが、期待を裏切らない出来です。 演奏はメリハリとドライブ感があって楽しいですね。 ニューイヤーの雰囲気は存分に楽しめます。 また、今回初登場となった6曲を初め、珍しい曲が多く取り上げられていて、興味深いです。 私が持っているのは国内盤ですが、もう少し詳しい楽曲紹介があると良いです。 音質は問題ないです。

レインボー さん | 不明 | 不明

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’12年1月1日のライブ録音ですが、私は1月2...

投稿日:2012/02/24 (金)

’12年1月1日のライブ録音ですが、私は1月25日には入手していました。いやはやいかにディジタル時代とは言え、「録音-編集-CDプレス-パッケージ-配送」をわずか半月あまりでやってしまうとは、恐れ入りました。(LP時代なら半年はかかっていましたね…) マリス・ヤンソンスは2006年のニューイヤーコンサートに次いで二度目の登場です。いま最も油の乗りきった指揮者の一人ですが、VPOを思い切りドライブして、新年恒例の世界的演奏会を盛上げています。演目が若干かわっていて、チャイコフスキーが初めて取り上げられています。(「眠れる森の美女」から) またウィーン少年合唱団が、いくつかのレパートリーをかわいく上手に歌っています。

Terry さん | 東京都 | 不明

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