Time Fades Away

アーカイヴ・シリーズや新作のリリースなどその広大かつ豊潤なキャリアを紐解きながら前進し続ける、ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。2017年に発表した『ORIGINAL RELEASE SERIES DISCS 5-8』で初めてCD化された、大ヒット作『HARVEST』に伴うツアーの模様を収録した1973年のライヴ・アルバム『TIME FADES AWAY』が、遂に単独作品となって登場!

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。今もなお現代に伝えたい言葉をまとめあげた新作の発表にとどまらず、ロック史に燦然と輝く彼のカタログ作品や貴重なライヴ音源、未発表音源などを紐解いていくアーカイヴ・シリーズをリリースし続け、休むことなく歌と言葉を世界に発信し続ける、まさに「生ける伝説」の名に相応しい存在だ。

2022年に入ってからもオフィシャル・ブートレグ・シリーズ3作品のリリースや、貴重な未発表スタジオ・アルバムのリリース、オフィシャル・リリース・シリーズ・ボックスのリリース、さらにはザ・プロミス・オブ・ザ・リアルとの2019年のツアーの模様を収録したライヴ作品など、広大かつ豊潤なキャリアを紐解きながら現在進行形で音楽探求の旅を続け、常に前進し続ける彼から今回届けられることとなったのは、ニール・ヤングが1973年に発表し、ファンの間で非常に人気の高いライヴ・アルバム『TIME FADES AWAY』だ。長らくCDとして発売されてこなかったこのライヴ作品が、遂に単独作品としてCDでリリースされることとなる。

大ヒット・アルバム『HARVEST』の大ヒットを受けて行われたツアーの模様を収録したこの『TIME FADES AWAY』。発売当初はアナログ盤とカセット、そして8トラック・カセットというフォーマットで発売され、全米アルバム・チャート2位を獲得、すぐさまゴールド・ディスクに認定されるなど、ニール・ヤングの人気をまざまざと見せつける形となった作品だったのだが、その後CDで再発されることなく、長い年月が過ぎていった。この初期の名ライヴ盤として知られる作品が初めてCDというフォーマットでリリースされたのは、2017年に発表されたオリジナル・アルバムをまとめあげるボックス・シリーズ、『ORIGINAL RELEASE SERIES DISCS 5-8』で、このボックスはファンの間で非常に大きな話題を呼ぶこととなった。今回遂に単独リリースされることで、より幅広いファンにこの名ライヴ・アルバムが届けられることとなるのだ。