10 Things I Hate About You

パディア高校の“恋のからさわぎ”の幕は開いた！
本当の恋を手に入れるのは至難の業。最後に笑うのはいったい誰？

転校生のキャメロン（ジョセフ・ゴードン＝レヴィット）は登校初日に学園のアイドル、ビアンカに一目ぼれ。なんとか彼女をデートに誘いたいキャメロンだが、産婦人科医の父親はビアンカにデートを禁じていた。ビアンカの哀願についに折れた父だが、姉のカトリーナ（ジュリア・スタイルズ）がデートしたらという条件つき。ところが当のカトリーナは大の男嫌いなうえ大変な毒舌で、スクール・カウンセラーでさえ"Bitch"と呼ぶような女の子。誰もそんな女の子とデートなどしたくない＝彼女がデートしないとビアンカを誘えない…と諦めかけるキャメロンだが、友人マイケルの提案で、学校のはみ出し者パトリック（ヒース・レジャー）を雇ってカトリーナをデートに誘わせようとする。パトリックに払うあてのないキャメロンとマイケルは、同じくビアンカに目をつけていたイケメンのジョーイを唆してお金を払わせ、なんとかカトリーナをデートに連れ出そうと画策するが…。


　『ブロークバック・マウンテン』（05）でその演技力が高く評価され、『ダークナイト』（08）で圧倒的な演技力と強い印象を残し、アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したヒース・レジャー。本作は彼の若々しい姿を観ることができる、記念すべき全米デビュー作品です。ファンからの強い要望に応えて、待望の“初DVD化”となる本作は、現在までの彼の主演作品で唯一DVD化されていなかった作品です。99年の全米公開時はラブ・コメディでありながら、初登場時『マトリックス』に次ぐ2位という好成績を記録。シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』を原案にしつつ、ジャンルを超えた良質なヒット曲に乗せて軽快に展開するストーリーが観る者を引きつける、クオリティの高い作品です。また、劇中で『君の瞳に恋してる（Can’t Take My Eyes Off You）』を歌うヒース・レジャーの歌声が聴ける貴重な作品でもあります。複雑な人間関係が繰り広げる青春ストーリーをヒース・レジャー率いる演技派若手俳優で魅せる、傑作ラブ・コメディです。
　最後の出演作品として注目を集めている『Dr. パルナサスの鏡』が、2010年1月に日本劇場公開となるヒース・レジャー。世界中からその才能を惜しまれつつこの世を去った彼の原点ともいえる初主演作品であり、若き彼を観ることができる貴重な作品『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』が、遂にDVDで登場です！