ヒミズ コレクターズ・エディション

第68回ヴェネチア国際映画祭 最優秀新人俳優賞W受賞！愛と希望にむせかえる「ヒミズ」実写版！魂を揺さぶる、衝撃の青春感動作！

「行け！稲中卓球部」で圧倒的な人気を獲得した漫画家・古谷実が2001年から2003年にかけて「ヤングマガジン」誌上で連載し、“終わりなき日常”を生きる若者の閉塞感を容赦なく描き切った超問題作「ヒミズ」。長く渇望されつつも、「まさか」と思われていたこの作品の実写化を実現させたのは、刺激的かつ野心的な作風で今、最も目が離せない監督・園子温。

日本の漫画界、映画界を代表する2人がタッグを組んで放つ「ヒミズ」はとてつもない。その驚愕の化学反応は猛々しく凶暴にして、壮絶に切なく、圧倒的な感動で観る者の心を揺さぶる。刃の切っ先を付き付けるようなヒリヒリする緊張感で観客の魂を縛り付け、それが極限まで達した瞬間にその刃を投げ捨て、激しく抱き締められるようなラストに突入する。緊張は一気に弛緩し、こみ上げる熱いものを感じさざるを得ない。

「ヒミズ」の実写化。あなたの想像は必ず裏切られる。これは愛と希望が溢れ返る感動作！

世界が感嘆！きら星のごとく現れた新たな2つの才能と独自の「ヒミズ」ワールドを彩る個性豊かな俳優陣！

これまでも大胆なキャスティングと独自の演出で俳優の魅力を十二分に引き出してきた園監督は、本作の主人公に染谷将太、二階堂ふみという原石を抜擢した。身を切るようにぶつかり合う彼らの壮絶な演技を引き出し、思春期の若者たちが抱える衝動とその先にあるほとばしるような生のきらめきを鮮やかに描き出した。コンペティション部門に出品された第68回ヴェネチア国際映画祭では見事、世界各国から集まった並みいる俳優たちを退け、日本人としては初となる最優秀新人俳優賞（マルチェロ・マストロヤンニ賞）を染谷と二階堂がW受賞するという快挙を成し遂げた。

この2人の周りを固めるのは、ひと癖もふた癖もある個性派俳優たち。住田の貸しボート屋に集まる大人たちに渡辺哲 、吹越満、神楽坂恵、住田の両親役に光石研と渡辺真起子、茶沢の両親役に黒沢あすか、堀部圭亮など、園作品の常連たちが名を連ね、『冷たい熱帯魚』の怪演も記憶に新しいでんでんと多くの作品でその存在感を放つ村上淳が住田から借金を取り立てるやくざを演じている。さらに、窪塚洋介、鈴木杏が初めて園作品に参加した他、過去の作品で高い評価を得た吉高由里子（『紀子の食卓』）、西島秀俊（AAA）（『愛のむきだし』）が再び園監督とコラボレーションを果たした。