かくも長き不在 デジタル修復版

戦争の悲劇を、戦後の一組の男女を通じて描く重厚かつ詩的なメロドラマの傑作、ついに初DVD＆Blu-ray化！

◆マルグリット・デュラス脚本、アンリ・コルピ監督、アリダ・ヴァリ主演＝カンヌ映画祭パルムドールの傑作！
1960年代初頭のパリ。カフェの女主人テレーズの前に突然現れる浮浪者。その面影は戦争中にゲシュタポに連行されたかつての夫にそっくりだった……！
1961年の第14回カンヌ国際映画祭でパルムドール、同年のルイ・デリュック賞を受賞、1965年の＜キネマ旬報ベストテン＞で外国映画ベストワンに選出、主演のジョルジュ・ウィルソンも男優賞を受賞するなど、フランス本国及び日本で極めて評価の高い逸品！

◆DVDにもなっていなかったこの名作が、2015年完成の４Kスキャン→2K修復の超美麗画質で初Blu-ray＆初DVD化！　
さらにBlu-rayではこの魅力を最大限に味わっていただくため、MGVC（マスターグレードビデオコーディング）を採用、最高画質を追求！　

◆音声はシネフィル・レーベルのお約束、オノ セイゲンがマスタリング！　音質も最高。
セリフや効果音はもちろん、劇中で重要な役割を果たすロッシーニの「セビリアの理髪師」や、シャンソン歌手コラ・ヴォケールの歌う主題歌「三つの小さな音符」が、より豊かな音質で再現！

■画面：1080ｐ　High Definition スコープサイズ（2.55:1）
■音声：フランス語リニアPCM2.0ch
■字幕：日本語(翻訳：橋本克己）
■本編分数：98分
■ディスクタイプ：2層ディスク
■色：モノクロ
■製作年/国：1961年/フランス

【封入特典】
16ページ特製ブックレット（執筆：中条省平／表紙：100%ORANGE描き下ろし）

※仕様およびデザインは変更になる場合がございます。

＜ストーリー＞
誰もがバカンスに出かけ、ひっそりとした真夏のパリ。ある日、カフェを営む女主人テレーズ・ラングロワ（アリダ・ヴァリ）の前に、記憶を失ったという浮浪者が現れる。その姿は戦時中、ゲシュタポに連れ去られた夫アルベール（ジョルジュ・ウィルソン）にそっくりだった。河岸で生活を営む男をテレーズは店に招き、彼の記憶を呼び覚ますべく、さまざまなエピソードや音楽で働きかけるのだが……。

＜スタッフ＞
監督・脚本：アンリ・コルピ
脚本：マルグリット・デュラス、ジェラール・ジャルロ
音楽：ジョルジュ・ドルリュー
撮影：マルセル・ウェイス

＜キャスト＞
アリダ・ヴァリ
ジョルジュ・ウィルソン
ジャック・アルダン
シャルル・ブラヴェット

©1960 PROCINEX (Paris), CINEMATOGRAPHIQUE LYRE (Paris), GALATEA (Rome)© 2000 CINEMATOGRAPHIQUE LYRE (Paris)

マルグリット・デュラス脚本、アンリ・コルピ監督によるメロドラマの傑作。1960年代初頭のパリを舞台に、美しきカフェの女主人と行方不明となった夫そっくりの記憶喪失男との姿を通し、戦争の悲劇を描き出す。(CDジャーナル　データベースより)