昨年末にカヴァー作品を出したばかりだが、早々に新作を仕上げて発表するというハイペースな仕事ぶり。 静から動へといった感じの�@から始まり、正統派なアイドルソングと言える�E�K、勢いのある�Fなどもあるが、全体的には「リゾナント ブルー」系統の、シャープな曲の比重が多いという印象。 「リゾナントＬＩＶＥ」等で新曲を、大判振る舞いの大サービスで披露し過ぎた為に、全然初めて聴いた気のしない新譜となったが、遂に�BがＣＤ化されて良かった。この曲の持つ偉大な力と、歌詞に込められた深いメッセージを聴いて感じ取ってもらいたい。

「泣いちゃうかも」のＰＶ（２ヴァージョン）＋特典を収録。 シャープでクールな曲調に合わせて、ＰＶの方もダンスショットを中心に、合間にメンバーが 土砂降りの雨の中で佇むショットなどもり、曲の世界観が映像に反映されている。似てるという意味ではないが、作風的には「ＡＳ　ＦＯＲ　ＯＮＥ　ＤＡＹ」的である。 曲に関しては、人によって感じ方はそれぞれだが、モーニング娘。がまた一つ、プロの作品を作り上げたという事は疑いようの無い事実だ。

「シングル大全集」は１０年分のキャリアを統括した、ある意味一つの節目となったようなツアーだった。その次のツアーとなる本作では、このグループがどういった内容の舞台を提示して来るかが重要なポイントとなるわけだが、モーニング娘。が予定調和的でぬるま湯に浸かったようなステージを演るはずが無く、未発表曲やカヴァー曲を大胆に取り入れ、更には久々に披露する曲でメニューを構成しているのは流石。高橋愛がソロで歌う「無色透明なままで」の 美しさは、間違いなくこのツアーのハイライトシーンの一つだろう 。

よっすぃーちゃんがカッコいい!! なっちちゃんの男役も似合っています。ジャケットの衣装も素晴らしい!!

「阿久悠さんだから、ＣＯＶＥＲ　ＹＯＵ」とツアーで高橋愛からも説明があった通り、娘。の新作は全曲カヴァー作品である。選曲は誰もが知っている有名曲で、発売に先がけて秋ツアーで披露された�A�I、五木ひろしと高橋愛のデュエット�B、シングルとはヴァージョン違いの�C�Gなど聴き所満載。原曲をリアルタイムで経験している世代は、原曲の方が良いと言う人もいるかも知れないが、常に新しいことに挑戦し続ける娘。姿勢に敬意を表したい。当時のファッションをモチーフにしたジャケットも見逃せない！

このリヴァイバルな作風（カバーですものね。）を懐古的と観るか？彼女らのパフォーマンスの懐の広さ具合を感じ取れるか？で随分と聴こえ方も変わってくるかと思います。自分はファンでは無いのですが、それが功を奏したのか？？収録曲が新鮮に聴こえました。この手のアイドルもので初めて買ってみても良いかな〜？と思える盤でしょうかね。アコースティックものの曲で聴かせてくれる志向になってみても面白いのでは？

１６人編成時が「最盛期」でしょう。ミキティのいなくなった今、モー娘。に魅力は感じられない。『女子かしまし物語』が印象的だ。

このところベリキューに押されている感があるモーニング娘。ですが、４月２０日に生で、そして改めてこのＤＶＤを見て、彼女たちの個性と歴史、そして、つんくプロデューサーの引き出しの多さに感服しました。ただ、不満がないわけではなく、「女子かしまし物語」の完全版が見たかったですし、最後の曲が「ＬＯＶＥマシーン」と、いうのもなにか過去の栄光にすがっているようで、なにか後ろ向きな感じがしました。これからのモーニング娘。アピールしたいのなら「みかん」で〆てほしかったですね。

発売されてから３年も経って今さらこんなレビューを書くのもどうかとは思いますが、人気が低下したとか、もう終わっただとか散々な言われようの近頃のモーニング娘。批判的な人々にこのシングルのカップリング曲を贈りたい。きっと考えが変わるでしょう。

これと１を一緒に聞いてください。 マジ最高！