DVD 輸入盤

神へのささげもの〜カストラートの世界 バルトリ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
0743396
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

Sacrificium(神へのささげもの)
チェチーリア・バルトリの歌うカストラートの世界が美しい映像作品に!


超絶技巧メッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリの最新作、カストラートのために書かれたオペラ・アリア集が映像作品でもリリースされることになりました。

【世界遺産での撮影】
収録場所は南イタリア、ナポリから30キロほど先に建つカゼルタ宮殿。世界遺産にも登録されている美しいバロック建築の王宮は18世紀にヨーロッパで建てられた中で最も巨大な宮殿といわれ、広大で美しい庭園も見事です。
 この贅を尽くした宮殿の中庭にある劇場、見事な玄関ホール、120ヘクタールあるという広大な庭園などで収録が行われました。

【収録内容】
先にリリースされたCDには12曲のアリアが入っていましたが、今回のDVDにはその中から6曲が収録されているほか、限定発売されたデラックス・アルバムだけに付いていたボーナスCDに収められた有名なヘンデルの美しいアリア「オンブラ・マイ・フ」に、バルトリの過激なアジリタの切れ味を堪能できるブロスキの『アルタセルセ』からのアリアと、ジャコメッリの『メロペ』からのアリアの3曲についてはすべて収録されているのが嬉しいところです。その他、イル・ジャルディーノ・アルモニコの妙技も楽しめるオーケストラ・ナンバーも収録され、全体に華麗な雰囲気にまとめられているのがポイントとなっています。

【カストラート=神へのささげもの】
17世紀に隆盛を誇ったカストラート(去勢高音男性歌手)は、ファリネッリやカファレッリといったスーパー・スターの出現もあって一世を風靡し、多くの作曲家が彼らを想定してオペラを書き残しました。
 変声期前の少年を去勢し、少年期の高い声域を維持させ、本来女声の音域であるソプラノやアルトのパートを歌うカストラートは、その後女性ソプラノ歌手やアルト歌手が台頭した事により、次第に忘れ去られてしまいましたが、時代考証が盛んになった近年、彼らの存在は再び脚光を浴びるところとなっています。
 技巧的かつ美しく、官能的でもあるこれらの作品たち。時に論争をまきおこし、ある意味、残酷な音楽への「Sacrificium(神へのささげもの)」でもあったカストラートの世界にバルトリは深く共感し、今回のアルバムで彼らの歌を見事に歌い上げています。
 伴奏は、アグレッシヴな演奏で人気のイタリアの古楽グループ、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」が担当。指揮は同グループのリーダーで、最近ベートーヴェン録音でも話題のジョヴァンニ・アントニーニ、バルトリのパワフルでシャープな超絶技巧をいっそう引き立てる見事な演奏を聴かせています。

【収録情報】
・ポルポラ:『シファーチェ』から「波の真っ直中の船のように」
・ジャコメッリ:『メロペ』から「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
・ポルポラ:管弦楽作品
・アラーイア:『ベレニーチェ』から「私は落ちるだろう、まるで見るように」
・ポルポラ:『ドイツのジェルマニコ』から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
・ポルポラ:『身分の知れたセミラーミデ』から「無数の激怒に襲われて」
・ポルポラ:『アデライデ』から「気高い水は」
・ポルポラ:『シファーチェ』から「不幸な夜鳴きウグイスは」
・リッカルド・ブロスキ(c.1658-1756):『アルタセルセ』から「私は振り乱される船のようだ」
・ヘンデル:『セルセ』から「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
 チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

 収録時期:2009年9月
 収録場所:南イタリア、カゼルタ宮殿(ライヴ)

・特典映像:バルトリへのインタビュー、カセルタ宮や周辺地域の映像

 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo, DTS 5.1
 字幕:英語、ドイツ語、フランス語
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

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CDでは技巧が光る演奏としか思えず、昔の...

投稿日:2011/10/19 (水)

CDでは技巧が光る演奏としか思えず、昔のロッシーニを歌っていた頃の方が良かったと思っていたが、この映像を見て、バルトリが単なるロッシーニうたいから、もう何歩も先に進んでいたことに気づかされた。カストラートにもとめられた、超絶技巧をここまで具現できる歌手は、少ないだろう。カウンターテノールではまず無理と思う。バルトリは、技術だけでなく、その声も相変わらず美しい。ステージでの歌に伴う演技も堂に入ったもので、ドラマチックな声と立ち居振る舞いが、相乗的に演奏を高みへと押し上げる。歌には英語の字幕もつくし、彼女自身の英語によるコメントもわかりやすい英語で話され、バルトリがこのところ、持ち場を離れて冒険しすぎという思いを、払拭できた。

angel さん | 東京都 | 不明

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