Merhem

ババズーラにも参加していた美形女性歌手がソロ・アルバムを発表!

ターキッシュ・オルタナティヴのシーンを牽引し、日本にも数多くのファンを持つトルコの人気グループ“ババズーラ”。そして時代によってメンバーを入れ替え常に進化を続けてきた同グループに2012年〜2017年まで在籍していたメンバーがこちらの女性歌手メリケ・シャヒンでした。その彼女が待望のソロ・アルバムを発表。

メリケ・シャヒンは1989年にイスタンブルで生まれたシンガー・ソングライター。アナトリア中部のシヴァス県ディヴリーイにそのルーツを持つ彼女は、幼い頃より音楽に強く興味を抱くようになり、高校時代より専門的な歌のレッスンを受けるようになります。2012年に大学を卒業した後、その美声と美貌を買われてババズーラに参加、2014年のアルバム『34イスタンブル・ガレージ地区より』(Plankton)や2017年の『XX〜サイケベリーダンスの20年! 』などに参加し、その歌声を披露してくれていました。2017年にババズーラを脱退しましたが、その直前より“Meliksah ve Saz Arkadaslari”というプロジェクトをスタート、イスタンブル新市街の中心地ベイオール地区の酒場などを拠点に、トルコ独自の歌謡音楽アラベスクを歌うようになりました。さらに“ロマ”をテーマ化した作品で知られるフランス人監督トニー・ガトリフの映画“Djam”のサウンドトラックに3曲で参加し、カンヌ映画祭ではその曲をライヴで披露しています。またその頃よりソロ・キャリアもスタートさせ、シングルをトルコのSonyからリリースするようになりました。

そんな彼女がGulbabaレーベルに移籍し発表した初ソロ・アルバムが本作『メルヘム』です。本作7の“Uykumun Boynunu Bukme”はこの1月に先行シングルとして配信リリースされていて、その曲では作詞作曲を彼女自身が、そしてアレンジはなんとイスラエルの人気バンドBoom Pamのウリ・ブラウネル・キンロトが担当するなど、初ソロ・アルバムへの強い熱意が伝わってきます。その他の曲でもエレクトリック・サズやハルク風の変拍子を導入するなど、アルバム全体を通じてトルコの伝統をしっかりと踏襲したポップ・サウンドを構築し、メリケもメリスマを効かせた妖艶な歌声を随所で楽しませてくれています。

ババズーラのファンはもちろん、ターキッシュ・ポップ好きの全ての方にお勧めできる逸材です。

(メーカー・インフォメーションより)