きゃー！もう絶対手に入らないと思ってたHISPAVOXのスペイン古楽集成にあったATRIUM MUSICAEのLLIBRE VERMELLじゃないですか！だめですよHMVさんもっと商品説明しなくちゃ！ これ捜してる古楽ファンはたくさんいると思いますよ！ LLIBRE VERMELLは多々あれど少年合唱団のものは珍しいですよね。真面目なれど敬虔になりすぎず心地好い演奏です。期待通り！

　CD3十字軍の音楽,CD5中世のフランスとイギリスの楽器舞曲,CD6イタリアの舞曲を聞き終わったところだが、かつてエンジェルから出ていた「中世ルネサンスの楽器」マンロウ指揮ロンドン古楽器コンソートを思い出す音響である。各種管楽器、金属打楽器等のの音が、思わずハッとするような感じで録音されている。　モチロン演奏の方も飽きないよう編成がなされている。すばらしい！

このＣＤの内容は以下のように素晴らしいものです。 ――中世への旅（グレゴリオ前史からゴシック期をへてルネサンス初期まで）―― フランス語のタイトルは、「LES TRES RICHES HEURES DU MOYEN AGE」、直訳すると「大変に豊かな中世の時間」。 内容は以下のとおり。セット用の紙ケースとともに１冊のHMFによる解説書がついている。いろいろ古い楽譜の図版があったりして大変興味深い。 第１集：キリスト教音楽の黎明期〜序文として・ビザンチン聖歌、グレゴリオ聖歌以前の単旋聖歌， 【続く】

【続き】 第２集：グレゴリオ聖歌の時代〜ガリア聖歌、広範な体系（グレゴリオ聖歌による「死者のためのミサ曲」全曲収録）、アキテーヌの伝統・記譜法について 、シトー派修道会の立場， 第３集：宮廷の愛の歌〜「トルバドゥール」の芸術、聖母マリアのカンティーガ集（１３世紀、アルフォンソ賢王）、カルミナ・ブラーナ（１３世紀）、ミネゼンガー， 【続く】

【続き】 第４集：多声音楽／ノートルダム楽派〜アキテーヌのポリフォニー（１２世紀、リモージュ・聖マルシャル修道院）、ノートルダム楽派（１３世紀、クリスマスのミサ）、アリエノール・ド・ブルターニュのミサ用聖歌集（異種のポリフォニー）、モンペリエ写本のモテット集（１３世紀、アルス・アンティクァ）、イギリス１３世紀（ソールズベリー大聖堂の聖母ミサ曲）， 【続く】

【続き】 第５集：アルス・ノーヴァの世紀〜フォヴェール物語（1310〜1316）、トゥルネーのミサ（c.1330〜1340）、フランスとイタリアのアルス・ノーヴァの歌曲、１４世紀イギリスの宗教曲， 第６集：ルネサンスの曙〜１５世紀のイギリス音楽（クリスマス・キャロル、聖母のポリフォニー）、純粋器楽曲の出現（スペイン宮廷の器楽曲）、オケゲム「レクイエム」抜粋、ヨアンネス・チコニア：ヴィエールのための「しとやかな女」、マルコ・ダ・ラキーラ：リュート曲

私は第１集と第２集、第６集が好きです。時々瞑想をするのですが、ＢＧＭとして低音量で流すと、ふわふわっとした感じに早く入れます。

ヤコポ・ダ・ボローニャを始めとするトレチェント派の世俗歌謡を収めた１枚。器楽のアレンジは最小限に抑えられ、控えめで雅な雰囲気にまとめられている。歌だけでも技巧的に難しいパッセージの多い曲だが、なぜかリラックスして聴けるラ・レベルディ独特のマジックに満ちた演奏。