Contrasts

2000年以降のマルコス・ヴァーリ作品のなかでもとりわけ名作とされる'03作!

2003年にリリースされたマルコス・ヴァーリの『Contrasts』は、2000年代初頭のプロダクション手法と、彼のトレードマークであるブラジルのソングライティングの才能を融合させた作品だ。このアルバムは瞬く間にマルコスの代表作の一つとなり、チャイルディッシュ・ガンビーノがサンプリングし、トム・ミッシュがカバー、ミサ・ネグラがリミックスした「Parabéns」や、ボッサ・ビーチの名曲「Agua de Coco」といったトラックは、どちらもファンの心を掴む人気曲となった。

ロック・ハンターがプロデュース、ジョー・デイヴィスがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ホベルチーニョ・シルヴァ(パーカッション)、アレックス・マリェイロス(ベース)、そしてマルコスの妻パトリシア・アルヴィ(ボーカル)といったミュージシャンとともに作り上げられた『Contrasts』は、マルコスの進化し続ける音楽的ビジョンを凝縮したものと言えるだろう。サンバ、バイアォン、ボサノヴァ、ブロークン・ビーツ、ハウス、トリップ・ホップなど、様々なジャンルの音楽が融合し、時代を象徴する一枚となったのだ。

そんな名盤『Contrasts』が22年の時を経て、ついに再発される。とりわけレコードに関しては、2003年にリリースされたものは入手困難だっただけに、今回の再プレスはうれしい限りだろう。また「Valeu」と「My Nightingale」のオリジナル・ミックスが初めてアナログ盤に収録される点もファンにとっては嬉しいトピック。メトロポリス・スタジオでスチュアート・ホークスによってリマスターが施され、より現代的なサウンドへと生まれ変わっている。

（メーカーインフォメーションより）