【特集】 電気グルーヴ
実に8年ぶりとなる新作『J-POP』を発表する電気グルーヴ。テクノを基本とした電子音楽とその強烈なキャラクターで、サブカル臭を放ちながら90年代のメディアを遊び場にしていたかのような印象の彼らだが、その音楽性は海外からも高く評価され、全世界で熱狂的なファンを生み続けている特異な存在である。YMO以降の世代の日本にテクノ・ミュージックを定着させた最大の功労者、“テクノ・マエストロ”石野卓球の偉業を称えつつ、様々な角度から電気グルーヴの魅力に迫る。
■ テクノ+歌謡曲+お笑い…デビュー以来、変わらぬ魅力 文=小山守
■ 石野卓球とピエール瀧が語る“電気グルーヴって何?” 文=小野島大
■ オリジナル・アルバム 文=かこいゆみこ
■ シングル、リメイク、ソロから映像作品まで 文=渡辺兵馬
■ テクノ・マエストロ=石野卓球と日本のクラブ・ミュージックの歩み 文=渡辺健吾
■ ピエール瀧が電気グルーヴにもたらすもの 文=渡辺兵馬
■ 14年前、電気グルーヴの「オールナイトニッポン」が終わった 文=吉村栄一
□エイジアン・ダブ・ファウンデーション 文=石田昌隆
バングラでパンクでヒップホップで…、そして今、気分は北アフリカ
□バウハウス 文=行川和彦
バウハウスは短く鮮やかに輝き、そして燃え尽きる―ダニエル・アッシュが語る再結成と新作
□フィクション・プレイン 文=大鷹俊一
“スティングの息子”というプレッシャーに対して、良い意味で開き直った力強いアルバムとライヴ
□海を渡ったトルコ民謡「ウスクダラ」の謎 文=高橋修
□音楽の発火点スペシャル―黒人奴隷の末裔が奏でる音楽、グナワ 文=石田昌隆
□鈴木慶一×曽我部恵一 文=村尾泰郎
□コモンズで、驚異的なリリースを続ける坂本龍一 文=宗像明将
□コーネリアスのDVD 文=土佐有明
□キリンジ 文=岡村詩野
□Life Goes On/岡田徹に聞く 文=宗像明将
□シーダ・インタヴュー 文=磯部涼
□エリカ・バドゥ 文=原雅明
ジェイ・ディラ以降のヒップホップ観を旬のプロデューサーと共有した新作
□ヤエル・ナイム 文=五十嵐正
マックのCM起用で世界的にヒットした英仏ヘブライ語で歌う女性シンガー
□ベニー・シングス 文=渡辺亨
□エルマロ 文=岡村詩野
…ほか