1973年リリースで最高作とされる事も多い5thアルバムを、2016年に再録音。
キーボードのToni Pagliucaに続いてヴォーカル&ベースのAldo Tagliapietraにも脱退された前作からのラインナップは
Michi Dei Rossi(dr)
Michele Bon(key,g simulator)
Fabio Trentini(vo,ba,g)
要するにオリジナル・メンバーはドラムのMichi Dei Rossiのみとなってしまった訳だが、この新生レ・オルメによる第1作で2011年リリースの前作「La Via Della Seta」が非常に素晴らしい内容だっただけに、なぜにここに来て新曲でなくリメイクなのかは解せない所だ。
ちなみに前作では、voやg、keyにゲストを迎えていたが、本作はメンバー3人のみで演奏。
CD1がイタリア語版、CD2が英語版となっており、演奏は同じみたいである。
いずれも36分につき、1枚に入る訳だが、これは別れていた方が良いだろう。
ドラム・ソロが長くなっていたり、多少の改変はあるが、基本的にはコピーと言ってもいい位で、前作では歌っていなかったトレンティーニの歌も悪くない。
オリジナルに劣る所は無いと言え、全体的に洗練された印象で、この曲が好きならば必聴だろう。