Trees Of The Ages: Laura Nyro Live In Japan

ニューヨークが生んだ孤高の女性シンガーソングライター、ローラ・ニーロ。1968年のデビューから70年代初頭にかけて、いわゆる ”ブリルビルディングサウンド” の系譜にあるニューヨークポップスと、ジャズ、リズム＆ブルース、ロック、ノーザンソウル、ゴスペルなどがかけ合わされたスタイルで、数々の名曲を生み出したローラ。

また、フィフス・ディメンションの「Wedding Bell Blues」「Stoned Soul Picnic」「Sweet Blindness」をはじめ、ピーター・ポール＆マリー「And When I Die」、スリー・ドッグ・ナイト「Eli's Comin」、バーブラ・ストライサンド「Stoney End」など、多くのアーティストが彼女の楽曲を採り上げてヒットを記録した名ソングライターとしても知られている。

そんなローラ・ニーロの1994年22年ぶりの来日公演の模様を収めたライヴアルバム『ライヴ・イン・ジャパン1994』(2003年発売) が、ローラ・ニーロ・トラストの承認の下、名エンジニア、マイケル・グレイブスの最新リマスタリングによってOmnivore Recordingsから輸入盤CDで再発される。

日本公演は、ローラ・ニーロのピアノの弾き語りと3名の女性バックコーラス隊のみというシンプルな編成で行なわれ、ローラの歌声、歌の力が際立った、観る者すべてを魅了した伝説のステージ。

1994年2月22日大阪近鉄ホールでのライヴ16曲に、当時は国内盤のみに収められていた渋谷 ON AIR WESTでのライヴ5曲を追加した全21曲を収録。

『ライヴ・イン・ジャパン1994』はすでに廃盤となっており、中古市場でも高値を付けていただけに、今回のワールドワイドリイシューは世界中のローラファンにとって朗報と言えるだろう。