Kelis

Kelis (ケリス) プロフィール

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ケリスのデビューは1999年。オール・ダーティ・バスタードの"Got Your Money" で注目を集めた後、シングル"Caught Out There"でいきなり世の男性の度肝を抜く。“あんんたなんか大っ嫌い!”と叫ぶこの曲で、ケリスは“サンダー・ビッチ”という強烈なあだなを頂いてしまう。ところが同年末にリリースしたアルバム「カレイドスコープ」ではシングルを凌ぐ衝撃を与える。自身が考えたという素っ裸にボディ・ペインティングを施した強烈ジャケ。これだけで、彼女が超個性派であることはよ〜くわかる。

プロデューサー・ユニットネプチューンズのバックアップを受けたこのアルバムは、ケリス本人だけでなくネプチューンズのトータル・プロデュースの実力も大きく世間にアピールした作品となり、その後、ネプチューンズはベイビーフェイスアッシャージャスティン・ティンバーレイクなど大物アーティストとの仕事を数多く手がけるようになる。

一方、ケリスは 2000年、フジロックのホワイトステージに登場。圧倒的な歌唱力で日本のオーディエンスの目を釘付けにするにとどまらず、ニルヴァーナの"スメルズ・ライク・ティーン・スピリット"のカヴァーを披露しロック・ファンのド肝を抜いたのも記憶に新しいところ。

そして2001年、再びネプチューンズが全面的にプロデュースしたセカンド・アルバム「ワンダーランド」をリリース。R&Bからヒップホップ、ロックとすべてを巻き込んだ表現で、独自のスタイルを築きあげる。ところが、この傑作アルバムは本国アメリカではリリースされなかった。先行発売の日本とヨーロッパのみ流通され、アメリカではお蔵入りとなってしまう。そんなアメリカ式ビジネスのやり方に憤りを感じたケリスは、ネプチューンズのレーベルであるスター・トラックに移籍(アメリカではBMG配給、「テイスティ」は日本とヨーロッパはヴァージン配給:アルバムの裏にはAristaとVirginとStar Trakのロゴが...)。

アーティストとして成長したケリスは、約2年ぶりとなるサード・アルバム「テイスティ」で自らエグゼクティヴ・プロデューサーを買って出る。デビュー以来、彼女の作品を手掛けてきたネプチューンズに加え、豪華、かつアクの強いプロデュース陣が結集させた。まずはTLCをはじめ多くのR&Bヒットを生み出したアトランタの重鎮ダラス・オースティンをはじめ、最新アルバムでは自作自演で濃密かつヘンタイ的な(?)トラックメイキングのセンスを見せつけたアウトキャストのアンドレ3000、元トニ・トニ・トニという説明は不要なほど、ソロ・アーティストとしてもプロデューサーとしても充実した活躍をみせているラファエル・サディーク、東海岸ヒップホップを代表するトラックメイカーであり、ジャネットクリスティーナ・アギレラなども手掛けるロックワイルダー……など、濃厚なメンツがズラリ。 さらに、先ごろケリスと婚約したばかりのNasもラッパーとして参加するなど、話題性にも事欠かない。

ネプチューンズのプロデュースによる先行シングル"ミルクシェイク"は、エアプレイのみながら全米シングル・チャート3位まで急上昇。タブラのリズムが耳にのこる、トライバルでいて先鋭的なこの曲が注目されているのは、ネプチューンズがクリエイトするサウンドのインパクトももちろんのこと、ケリスの歌が感じさせる強烈な個性があってこそのこと。

それを裏付けるように、このアルバム「テイスティ」は、カラフルかつ大胆な、刺激的なサウンドが全編にわたって展開されていながら、かつてないほどにパーソナルな側面が打ち出され、彼女がみせるさまざまな感情が楽曲にリアリティを与えています。ファースト、セカンドに感じられた、鼻っ柱の強い自尊心に満ちたディーヴァといったようなイメージとはまたひと味違う、ケリスの飾らぬ素顔──アルバム「テイスティ」は、成熟の過程にある24歳の女性としての彼女の姿が、生々しく映し出された作品。

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