甘サビ炸裂のノーブルで典雅なクラシカルプログレで、叙情派プログレファンの琴線をゆさぶるＫＡＹＡＫのスタジオアルバム集大成。限定数量のシリアルNO付ボックスセット。苦労してオリジナルアルバムは一通り揃えているが、レアアイテムを集めた2枚組が欲しくて（価格的にも買いやすかったので）思い切って購入。残念なのは紙ジャケがチープな事と、ブックレットにもう少しボリュームが欲しかったところ（全曲の歌詞が載っていればいいのに、TONたちがチョイスした10曲ほどしか載っていなかった）。新作はおそらく期待できないのかな、と思ってきたが、これを契機に、もう一回創作活動に入ってくれないか、と思う。いずれにしろ日本でももっと評価されていいグループだと思う。

オランダのプログレッシブ・バンドカヤックの記念すべきファースト・アルバム。音楽的には、未成熟、演奏的に粗い部分もあるが、それを補ってあまりある詩情に満ち溢れている。その後のオランダ、ヨーロッパ、そしてアメリカでの成功を垣間見ることができる。メロディーライ

個人的には、カヤックの全作品中で一番好きです！ 曲、演奏、アレンジのどれをとっても非の打ちどころのない名作です。 カヤックの個性である、切ない美メロの曲が中心で、 聴いてるとなんだか泣けてきます。 ピム・コープマンの遺作となったのも涙を誘います。

期待が大きかっただけに、失望も大きいです。 嫌な予感はしていたんです。２枚組コセプトアルバムと聞いて。 ノストラダムスもそうだったが、どうもカヤックのコンセプト・アルバムはアイディアばかりが先行して、肝心の楽曲が疎かになってます。 　このアルバムも心に残る曲がありません。 彼ら独特の琴線に響く、美しいメロディを持った曲がほとんどありません。 カミング・アップ・フォー・エアやレターズ・フロム・ユートピアで聴かれた、哀愁感が漂う美メロがないのです。 ピム・コープマンを失った穴は大きいようです。 カヤックの頂点は、やはり上記の２作品のようですね。 ちなみに私はカヤックの大ファンです。(^^;

Ruthless Queen のノーブルな甘サビ！！！！！！！！！に尽きる一枚。KAYAKはもっと評価されていいグループの最右翼ではないかと思います。アルバムに出来不出来は有りますが、どのアルバムにも抜群のメロディセンスにうならされる所が有りますよね。日本で認知されていないプログレポップの隠し玉というべきカヤックです。

日本ではあまり情報が無いので、このアルバムやライブで参加している女性シンガーの立ち位置などよくわからないのですが、彼女がボーカルを取っている「undecided」は泣かせる甘サビの名曲。グループ名からの連想か、一時エレクトリックABBAとも称された時期が有ったような記憶が有りますが、この曲はabbaの「ウイナー」とかA・モイエの「ｲﾝﾋﾞｼﾞﾌﾞﾙ」などと同系の切なさ爆発の名曲です。

故ピム・コープマンへの惜別の思いが伝わる歌詞と美メロは健在です。個人的には前作辺りからちょっとパワーダウンした感じはしますが、カヤックファンなら購入でしょ。

前作と並んで、中期カヤックの傑作。全編美しくキャッチーなメロディとタイトな演奏はプログレファンのみならず、一般のリスナーにも広く受け入れられるはず。

最高です！素晴らしいメロディー！1曲1曲の完成度が半端じゃありません。このバンドのことは何も知らずにジャケ買いだったのですが何とヴォーカルは元ヴァンデンバーグのバート・ヒーリンクさんではありませんか！！やっぱり歌上手いです。ヴァンデンバーグ再結成してくんないかな〜。

オランダの山本山 Kayak といえば、高級イージーリスニング風のポップスと思われがちだか、このアルバム、とくに、Royal Bed Bouncer １曲だけは別格。緊張感あふれ、疾走感もある、最高傑作。 他の曲はいつもどおりだけど。