1985年発表の1st。この頃はジャーマンスラッシュらしい猪突猛進なサウンドを展開しており、楽曲の完成度というよりもサウンドのインパクト勝負的な感じ。現在でもライブで欠かせない4と6はここに収録。

さてＫＲＥＡＴＯＲの俗に言う低迷期の作品！？初期の傑作「Ｔｅｒｒｉｂｌｅ・・・」や最近の傑作「Ｅｎｅｍｙ　Ｏｆ・・・」に比べると殆どがミッドテンポ。さらにこの時期はスラッシュ四天王のメタリカもブラックアルバムを出し成功。グランジブームでどのＨＲ／ＨＭも迷いニルヴァーナ、サウンドガーデンみたいな音作りをしている。このアルバムそれに近い。しかし、ミレの暗黒世界の歌詞は健在で、聴いていて笑みが出る。ザクザクのリフ、ヘヴィーなうねり、ギターソロ一切なし！！最近のＫＲＥＡＴＯＲが好きな人には受け入れられないだろうが、ミレの独特な歌詞世界が好きな方は聴く価値あり！！

まじヤバい！！最高にキレまくってる！！これぞＫｒｅａｔｏｒだ。途中で失速した感のバンドだったが見事に最成してくれた！！これぞＫｒｅａｔｏｒサウンドだ！！ヘドバンキッズ達。このアルバムは必聴だぜ！！

エクストリーム・アグレッションは健在。しかし、フラッグ・オブ・ヘイトではない。表現者としての成熟を湛えたアグレッション。剥き出しのヘイトに替わって現れるのは哀しみを帯びたヘイト。アートワークも秀逸。ブックレットを見ながら聴くと、本当に今日で世界が終わるかのよう。耽美性を伴った終末感。エンドラマは無駄ではない。テッド・ジェンセンによるマスタリングもアルバムの出来に貢献。終わり無き苦痛から始まったキャリアの集大成。最高傑作。恐るべきはミレ。完璧。

１曲目は展開が素晴らしい。 中盤、おとなしくなった・・・と思ったらミレのExtream aggression!!という叫びとともにリズムが突撃を再開する。 ２曲目以降も前の作品に比べたら突撃感は物足りないかもしれないが、不思議と、アグレッシヴな世界に引き込まれていくのである。 中期を象徴するクリエイターサウンドここにあり。

2ndは買うのが何となくコワくて持っていなかったのだけど、当時、3rd「Terrible Certainty」から聴き始めた自分としてはこの2ndは正直キツイ(*_*)　もちろん所々にカッコいいところはあるけど、音も悪いし、アレンジも甘いし、この頃はとにかく演奏自体ヘタだ。しかし、このアルバムをステップにして大きく成長したからこそ名作3rdが生まれたのだろう。とりあえず12’シングル「Flag of Hate」も収録されててお買い得です。

いやー驚いた。 ベテラン勢を始め、復活組、若手のオールドスクールなスラッシュメタルバンドが良いアルバムを出して、シーンを盛り上げてくれているが、ここにきてクリエイターがここまで凄いアルバムを作るとは思わなかった。ジャーマン三羽カラスの中でもひとつ頭抜き出ている。本当に無駄のない曲構成、リフが素晴らしいし、サビのVOの連呼も格好良い。10曲で38分という短さだがこれだけ高品質なら納得。スレイヤーも頑張ってほしい。間違いなくクリエイターの最高傑作です。

凄い。素晴らしい。サスガだ。一瞬でハマり一瞬で聴き終え、感動しリピートしてしまう。ヴェテランの本気。

KREATORの初期の最高傑作は3rdが挙がることが多いが、最も「スラッシュ」してるアルバムはやはりこの2nd以外ありえない。徹頭徹尾突撃スラッシュチューンの応酬。【メロディの意識〜ゴシック路線〜スラッシュへ回帰】と試行錯誤を経て成長していくことと引き換えに失ってしまった「初心」がこのアルバムに詰まってる。スラッシャーは聴かずに死ぬなと胸を張って言える1枚。

ｳﾙﾌ(g)が加入しての2nd＋EP(ただしｷﾞﾀｰは総てﾐﾚ(vo,g)がﾌﾟﾚｲと書かれている)｡ｽﾞｯｺｹそうになるﾘｽﾞﾑのｽﾞﾚが閉口ﾓﾉだが(笑)､なんつったって速くてうるさいﾘﾌがｶｯｺｲｲ！後半へいくに従って整合感も増し､その鋭さと勢いが強烈なｱｸﾞﾚｯｼｮﾝとなり襲い掛かる☆