ありがとうございました。天国に着いたらCOZYがあまり暴走しないように注意してあげてください。できればTOMMYにも会っていただきたい。この作品は値段が高いですが、内容はそれを上回っています。それにしても・・。もう紳士的なロード先生はいないのか・・。

’９８年発表の久々のソロ・アルバム。今までソロ・ワークには失敗作の多かった（？）彼だが、この作品は最高傑作といっていいだろう。今回はオーケストラの使用を控え、ストリングスはクァルテットの演奏に抑えている。その結果、まるで室内楽のような、心地よい静謐な音楽が出来上がった。このアルバムは、亡くなった両親に捧げられており、タイトル通り、愛と自然に対する心象風景をピアノで語る素晴らしい作品だ。是非多くの人に聴いて貰いたい。

前半がﾛｯｸﾝﾛｰﾙ，そして後半がﾊﾞﾗｰﾄﾞという作風に分かれており，ｶｯｺｲｲ曲･渋い曲も収録されています．圧巻はM4のﾊﾞｯﾊをﾓﾁｰﾌにしたｲﾝｽﾄ曲でしょう．尚，参加ﾒﾝﾊﾞｰは,C.ﾊﾟｳｴﾙ,I.ﾍﾟｲｽ,B.ﾏｰｽﾃﾞﾝなどの豪華な顔触れです！

アナログのＡ面がロックンロール，Ｂ面がバラードという構成を前半・後半という形でそのまま受け継ぎ，しかもインタビューを含んだボーナストラックが5曲追加！ある時は詩人，ある時はロックンローラーと，変幻自在のジョンの業を堪能すべし！極めつけはM4じゃ！

前半のHR然の曲と後半のピアノ主体の曲が微妙にハマっていますね。でもなんと言ってもハイライトは４曲目でしょう♪

言わずと知れたジョン・ロードのソロアルバムで、ハモンドはもちろんクラビネットのセンスも良く、キーボードプレイヤーとしての彼の良さが一番よく出ているのではないかな？（ソロアルバムは完全制覇してないけど。。。）トッカータとフーガニ短調をロックアレンジした「バッハ・オントゥ・ディス」は、この手合いの作品の中でもベストだと思う。

ブリチッシュロックの、名だたるバンドに在籍してたジョンロ−ドは、本人の気の向くままのアルバムを熱望していた。本作品を聴いて感じるのは、原点のクラシックからハ−ドロック及びファンキイな、気心の知れた、ミュ−ジシャンとともに、本作品を仕上げる。当時は、ヂィ−プパ−プルの印象とは違ったアプロ−チを行っている。まるで、これから起こりあうだろう出来事を予言と云うより、心のかからの、叫び、自らの愛してやまないイングランドのハモンドオルガンの名手でもある。ハリウッドロックアンドロ−ルは、正に、当時のジョンロ−ドの気持ちではなかろうか。