1990年代前半頃に活動していたサウンドトラック・リスナーズ・コミニュケーションズから発売された一枚です。
同社は日本ではほぼ唯一のサントラ専門レーベルでしたが、1997年頃に活動を終了しています。
海外レーベル原盤を国内盤仕様にしたCDが多く、このCDもヴァレーズ・サラバント・レーベルが発売したHollywood95というアルバムを国内仕様にしたものです。
これはタイトルから分かるように1995年公開のハリウッド映画のテーマ曲を中心に集めたもので、オリジナル・サウンドトラックではなく本CDのためにジュエル・マクニーリー指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏で新たに録音されたものです。
指揮のマクニーリーはアメリカの作曲家で、ヴァレーズには自作の映画音楽のサントラもあるようですが、指揮者として他作や自作を振ったアルバムもあります。
Hollywoodシリーズでは1994年から登場しているようで、1996年まで
の3作を振ったようです。
前年(1994年)はオケがシアトル交響楽団でしたが、この盤ではロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団に変わっています。
しかし、演奏内容は前年よりも非常によく、充実したオーケストラの響きと表現力、オリジナル・スコアを使った質の高い演奏は今聴いても充分通用する出来になっています。
録音も前作から良くなっていて中々迫力のある音です。