Jafrosax: 3

Dimensionのサックス・プレイヤーとして、そして他にもKK Jamなど多数ユニット、セッションで活躍し、ADLIB誌3年連続ベスト・サックス・プレイヤーを獲得する絶大な人気を誇る勝田一樹が、「ジャンルにこだわらず世界に通用する真のフュージョン音楽を表したい」という思いから生まれたのがJafrosaxだ。

2003年の1stシングル＜Going To The Sky＞に始まり、2004年には1stアルバム『Jafrosax』をリリース。その後2枚のリミックス・アルバムもリリースするなど、クラブ・シーンを最も意識した活動が印象的だ。そして2005年にリリースされた2ndアルバム『Jafrosax 2』から約1年ぶりに発表された3rdアルバムが本作。

アナログ盤がヨーロッパ、アジア各国のクラブ・チャートにおいて常にトップ10入りするなど、クラブ・ジャズの代名詞として逆輸入の形で国内外のクラブから一気に火がついたJafrosaxだが、本作では福富幸宏、Makoto、DJ19、Cargo、Shingo、DJ Satoruといった海外を活躍の場とする、日本を代表する最高峰のプロデューサーを迎え、ジャズ・ドラムンベース・ハウスといったそれぞれのカテゴリーのトップクリエーターによるサウンドが勝田のサックスと女性ヴォーカルとともに、21世紀のビート・ジャズを組成している。

全曲、勝田のオリジナル・チューンでDimensionとは全く違ったアプローチでのサウンド、テナーサックスをメインにしたプレイは極めてクールな空間を生み出している。