CD 輸入盤

Best Of

Irakere (イラケレ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
57719
組み枚数
:
1
レーベル
:
オリジナル盤発売年
:
1994
フォーマット
:
CD

ユーザーレビュー

総合評価

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自分がこのキューバのIrakere(イラケレ) ...

投稿日:2017/10/24 (火)

自分がこのキューバのIrakere(イラケレ) という1973年に創設された世界的バンドのことを知ったのは、 ほんのつい最近というか… 毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで、キューバ音楽の特集とか、 時々やってたりする時に、曲が紹介されてたりしたのを聴いて…特に、 去年2016年はキューバ音楽関連の特集が、 (今の2017年時点ではまた逆行しつつあるけど)オバマ政権の政策で、 キューバとの雪解けムード、みたいな流れがあったせいか、 キューバ音楽関連の特集が多めに組まれていた感じで、 そんな特集放送を聴いている中で、 その昔、キューバで米国音楽が禁止されていた時期に、 キューバの音楽好きの人達は手作りアンテナで、 対岸フロリダからのラジオ放送を受信して米国音楽を聴き続けていた… というキューバの人の話を聴いて、 確認してみると、 Florida Strait(フロリダ海峡)を挟んで最短部分で約90マイル(140〜150km) の距離なんだね、フロリダ半島のキーウエスト辺りとキューバって… だから、アンテナをちょっと自作してアレすれば、 フロリダのラジオ電波やTV電波各種もキューバで拾えるから、 政治的経済的に国交断絶していても、 米国の音楽情報をこっそりと聴いて知ることは可能だった、 という話を聴いて、色々と興味深く感じたり… …で、 そんな時代のキューバで誕生したIrakereというバンドに興味が湧いて、 少し何か1枚CDを買って聴きたいな…と思って探したら、この、 「Best Of Irakere」 という1979年時点でのベスト盤的なアルバムが、 全10曲計76分で、価格的にも1000円を大幅に切る価格帯で入手出来るタイミング、 だったこともあり、じゃあコレにしようってことで注文し… 実際に聴いてみて… もう今から38年前とかの楽曲アルバムだけど、 …ライブ盤でもありベスト盤でもあり、的なアルバムだからってのもあって… 今聴いても、色褪せぬ新鮮さや勢いや生命力みたいなものを感じるな… という部分を確実に感じつつ、 その、2017年の今の感覚ではわりと普通のラテンジャズヴォーカル曲だな、 って印象の曲であっても、 当時この音楽に触れた人達には、今の自分が感じるよりも、 もっとずっと衝撃的な音楽だったんだろうな、 とか、上述のように、国交は断絶していた米国とキューバだけれど、 両国の音楽文化の相互作用は、途切れず続いていたんだな、 と実感したり… それと、コレは1979年時点のアルバムで… ジャズ、ファンク、アフロキューバン音楽要素等をミックスしたサウンドを創出して、 当時の世界を驚かせた この、キューバのIrakereはその後1980年代以降に、 創設者でリーダーのChucho Valdes(チュチョ・バルデス/1941-)は亡命せずに、 キューバに残って音楽を続けた(今も続けている)けれど、 メンバーの中の数人は、亡命してキューバを離れた、 という歴史的経緯を、2017年の今このアルバムを聴いている自分は、 知っているわけで… そんなことも考えながら聴くと、このアルバムの収録曲の裏側にも、 色々なドラマがあったんだろうな、 と想像を膨らませたり、想像を掻き立てられるモノもあったり… そういう意味でも、色々と刺激的なアルバムだな、 と。 …で、全10曲計76分の中で、個人的に特に印象深かった曲は… 7曲目「Misa Negra (The Black Mass)」 は、正味16分ほどある長い曲なんだけど、ラテンジャズな感じで始まった曲が、 先ずは前半の終わり頃から中盤にかけてのピアノソロがカッコイイ、 のと、 曲が終盤に差し掛かる頃からサンテリア系チャントやリズム が組み込まれた部分あり… それがその後、激しいアフロキューバンジャズのテイストでクライマックス …みたいな曲で、その、サンテリアの音楽要素を組み込んだ部分が、 その、今、 色んな現代音楽要素とサンテリアの音楽要素とを組み合わせた音楽を創る、 そういう若いアーティスト達も色々いたりするけれど、 そういう今のアーティスト達の元祖というか源流の1つにいるのが、 このIrakereだったりするんだろうな、 と思うと、色々興味深かったり。 8曲目「Adagio On A Mozart Theme」 は、モーツァルトのクラシックなメロディを引用しながら、 スピリチャルやソウルやアフロラテンジャズな音楽要素を入り混ぜて楽しむ趣向の、 クラシック音楽&キューバ&米国サウンドの融合系楽曲… 途中、即興演奏部分なのか譜面があっての演奏なのかよく分からないけど、 遊び心があって面白いな、お客さんもその演奏を楽しんでる感じだな、 と感じるところが印象深かったな、 と。 他にも、6曲目「Aguanile」は、 ファンクな感じの楽曲で、 アフロキューバンなリズムと華やかなブラス楽器のサウンド満載でディスコ&ファンク って感じの曲、 4曲目「Anunga Nunga」は、 アフロキューバンなリズムサウンドを、 ディスコのダンスミュージックにしたような感じの曲、 って感じで、この辺の曲は1979年頃の音楽シーンを反映していると思えば、 特に驚きはないかもだけど、 表向きはまだキューバと米国の間での文化的交流は途絶えていた時代なのに、 米国の音楽要素を取り込んでかつ洗練させている音楽を創造していた、 っていうのは、やっぱり、 凄いことなんだろうな、と改めて思ったり…。 …まぁ、そんなこんなで…色々と凄いな、と思いつつ、 あと、余談で、 このIrakereのアルバムを聴きながら、 Irakereと同時期にキューバで結成されて、 Irakereと同様に色々な音楽要素をキューバの音楽要素と融合させて、 実験音楽的サウンドを創出していた別バンド 「Sintesis」または「Grupo Sintesis」の楽曲CDもいつか、 入手して聴いてみたいかな… それとあと、「Los Van Van」の楽曲CDも聴いてみたいな… とか、そんな感じで、 また自分自身の中での、あれも聴いてみたい、これも聴いてみたい、 っていう感じの音楽に対する関心や欲求が、 また一段と高まり広がったので、そういう意味でも、 今回、コレを入手して聴いた甲斐は、十二分にあったんじゃないかな、 と個人的には、満足しています。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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