ブラスバンドでおなじみの「サクソルン」。サクソルン(saxhorn)とは19世紀中ごろベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器群の総称。チューバと似ていますがソプラニーノからバスまで7種が存在し、円錐状の管を持ちサクソフォンと同様に音色の統一が図られているのが特徴です。
気鋭の演奏者で構成されたサクソルン四重奏団「Opus 333」のデビュー・アルバム『マトリョーシカ』にはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ドヴォルザーク、グリンカの名作を収録。また最後にはサクソルンとの縁が深いフランスのレパートリーへのオマージュとしてアンリ・トマジ[1901-1971]の『生きるべきか死すべきか(Etre ou ne pas etre)』を演奏。ここではオリジナルのサクソルン四重奏に語りを加えております。他ではなかなか聴くことのできない、珍しいアンサンブルの妙技をご堪能ください!(輸入元情報)