ハルトマン、トーマス・ド(1885-1956)

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  • このCDはトーマス・ド・ハルトマンの作品集です。 ハ...

    投稿日:2023/04/12

    このCDはトーマス・ド・ハルトマンの作品集です。 ハルトマンは帝政ロシア時代、現在のウクライナ東部、ホルージウカ村で生まれ、サンクトペテルブルク音楽院で、アレンスキー、タネーエフ、リムスキー=コルサコフに学んだ後、ロシア、ドイツ、フランス、アメリカ等で活動しました。 生前はカザルスからも才能を讃えられたようですが、死後は急速に忘れられ、永らく無名の作曲家の1人となっていましたが、2006年にハルトマン・プロジェクトというものが立ち上がり、CD録音も開始され忘れられていたハルトマンの作品が復刻されてきています。 イギリスのレーベル、トッカータは昨年に第1集となるオーケストラ作品集を出し、これは2枚目にあたるもの。 『交響詩第1番』『コントラバスと管弦楽のための幻想的協奏曲』を収録、どちらも世界初録音との事。 交響詩第1番は、交響曲第1番と表記される事もあるように、全体で1時間越えの大作。 第4楽章では映画音楽も書いたハルトマンらしく、色彩的なオーケストレーションがなされており、聴き応えがある。 コントラバスと管弦楽のための幻想的協奏曲は、珍しいコントラバスをソロに取った作品。 終楽章ではハルトマンの出身地、ウクライナやロシアの民族風の旋律が登場し、ロシア国民楽派の音楽が好きな人にはおすすめ。 演奏はテオドレ・クチャル指揮、リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団。 コントラバスのソロはレオン・ボッシュである。 クチャルの演奏は第1集と同じく見通しよく整理されて、作品の魅力を存分に引き出したものである。 また、リヴィウ国立フィルもなかなかに優秀なオーケストラである事も演奏の良さに関係があるのだろう。 録音は2021年9月15、20、21、23日で、第1集が同年同月の11日から13日にかけて録音されており非常に近い時期に集中的に録音されたようである。 もちろん、音質も問題ない。

    レインボー さん

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  • このCDは、トーマス・ド・ハルトマンのオーケストラ作...

    投稿日:2023/04/23

    このCDは、トーマス・ド・ハルトマンのオーケストラ作品集です。 ハルトマンは現在のウクライナ東部出身の作曲家で、サンクトペテルブルク音楽院で、リムスキー=コルサコフ、アレンスキー、タネーエフらに作曲を師事し、サンクトペテルブルクやパリ、ニューヨーク等で活躍しました。 存命中はそれなりに評価を受けたものの、死後急速に忘れられたというありがちな経緯を辿り、知られざる作曲家の一人でしたが、2006年に作品の普及を努めるハルトマン・プロジェクトというものが立ち上がり、徐々に録音が増えています。 本CDには『ピアノ協奏曲』『交響詩第3番』『幻想的スケルツォ』の3作品が収録、いずれも世界初録音かと思われます。 これらはリムスキー仕込みの華麗なオーケストレーションと、チャイコフスキー的な美しい作品を特徴としており、そこに時々ストラヴィンスキーあたりが顔を出すような作風と言えるのではないでしょうか。 現在ハルトマンのオーケストラ作品集は、イギリスのトッカータより2枚発売されていますが、本盤は同じイギリスのニンバスからリリースされています。 オケは、リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団が演奏を担当、指揮者はティアン・フイ・ングが振っています。 指揮者はシンガポール出身で、アメリカとヨーロッパを中心に活躍しているとの事。 録音は本CDが初めてのようです。 ピアノ協奏曲でソロを取ったエラン・シクロフはハルトマンの紹介に積極的なピアニストで、ニンバスからピアノ作品集や声楽作品集の伴奏のアルバムを残しています。 本盤はあまり期待せず聴いたのですが、演奏は実に堂々としており、オーケストラを歌わし鳴らしと、これはこれでなかなか。 シクロフのピアノも良。 他に録音がないでしょうから充分な水準です。 録音は2021年9月18日、19日。 このCDの録音と前後してトッカータのクチャル盤の録音が行われており、集中して録音された結果良いものが出来たのかもしれません。 音質も良好。 尚、ニンバスは基本的にCD‐Rでの製盤となっており本CDでもそうです。

    レインボー さん

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  • このCDはトーマス・ド・ハルトマンの管弦楽作品を集め...

    投稿日:2022/04/03

    このCDはトーマス・ド・ハルトマンの管弦楽作品を集めた作品である。 ハルトマンは1885年、ウクライナ東部の街スームィの郊外にある、ホルージウカ村で生まれ、サンクトペテルブルク音楽院でアレンスキー、タネーエフ、リムスキー=コルサコフに作曲を師事、その後、サンクトペテルブルク、ミュンヘンやパリで活動し、最後はニューヨークで亡くなった。 様々な地で活躍したが、一般的にはロシアの作曲家と認識されているようだ。 本CDの収録曲はその後半生に書かれた作品を集めたもの。 パリ時代最後に書かれた『ウクライナのキャロル集』『ウクライナの祭り』はまさに民族色の強い旋律が出てくる国民学派の正統的な作品であり、アメリカへ渡ってからの『交響詩第4番』『アンダルシア協奏曲』はややシリアスになっている。 いずれの作品もリムスキー門下だけあり、オーケストラの扱いが上手く色彩的に鳴り響いてる。 演奏はテオドレ・クチャル指揮、リヴィウ国立フィルハーモニー管弦楽団。 このオケはウクライナ西部の街、リヴィウのオケで時折録音を見かける。 このCDの演奏は大変情熱的に演奏されており、例えばウクライナの祭りの冒頭のホルンの堂々とした吹き方や、終曲のお祭り騒ぎなど聴き手を飽きさせない熱演である。 ほとんどが世界初録音との事だが、この水準なら十分すぎる内容だ。 録音は2021年の9月で、音質は問題なし。 ロシア国民学派好きにはおすすめの一枚。

    レインボー さん

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