Arigato (アナログレコード/ORG Music)

マエストロの歴史的録音が鮮明な音像で蘇る！ジャズの歴史を生きてきたピアノの至宝、ハンク・ジョーンズが自身のトリオでPROGRESSIVEから1976年にリリースした『ARIGATO』が、最新リマスター音源のアナログ・レコードで登場！

■　1930年代から2000年代まで、約70年にも亘り最前線でジャズの歴史を生き続けてきた、ピアノの至宝、ハンク・ジョーンズ。2010年5月に91歳でこの世を去るまで（ちなみにその年の2月に最後の日本公演を行っている）、彼はサイドマンとしてキャノンボール・アダレイの『SOMETHING ELSE』や、ミルト・ジャクソンの『OPUS DE JAZZ』などの歴史的名盤やエラ・フィッツジェラルドやソニー・スティット、ロン・カーターなどなど数々のアーティストの作品に参加してきた。また歴史的にも有名なマリリン・モンローの「Happy Birthday, Mr. President」でピアノ伴奏をしていたのも彼である。

■　自身のリーダー作も60作以上発表している彼だが、その編成もデュオからトリオ、カルテットからオーケストラまで実に幅広く、共に演奏したメンバーには、ービー・マン、ケニー・バーレル、エルヴィン・ジョーンズ、ロン・カーター、シェリー・マン、渡辺貞夫、デイヴ・ホランド、チャーリー・ヘイデン、クリスチャン・マクブライドなどなど実に幅広い世代のミュージシャンが含まれる。彼が“ジャズの生き字引”と呼ばれるのも頷ける。

■　その彼が、1976年にPROGRESSIVEからリリースしたのが、ハンク・ジョーンズ・トリオ名義のアルバム『ARIGATO』。リチャード・デイヴィスをベースに、ロニー・ベッドフォードをドラムスに迎えた本作では、ほかにジェイ・レオンハートが一部の曲でベースを、そしてレイ・リヴェラが数曲でギターを担当している。洗練されたメロディからバップ・スタイルのソロまで、ジャズ・ピアノの最前線に立つアーティストとして、またピアノ・トリオでは無比の存在として比類なきピアノを聴かせてくれている。

■　今回リリースされる音源は、ロサンゼルスのInfrasonic Masteringでアナログの為にリマスターされたもの。さらにプレスは、高音質アナログで広く知られるドイツのPallasで行われている。ジャズ・マエストロの歴史的録音が鮮明な音像で蘇る、ジャズ・ファンには嬉しいアナログ・リイシューとなるに違いない。
(メーカー・インフォメーションより)