Arriving Twice　が聴きたくて購入したようなものです。National Health の演奏より明るくて、大好きな曲です。

Alan Gowenを核とするカンタベリー派バンドの最終作となった2nd. Soft MachineのHugh Hopperが参加しており，彼のアイディアであろうミニマルなフレーズも聴こえてくる． また，Gowenはカンタベリー周辺では珍しくオルガンを弾かないスタイルで， Dave Stewartらと比べて硬質な印象を受けるが，ところどころにユーモアさを感じる点にも注目したい．

あまり突出せず淡々と演奏しつつも要所でテクニックが効いているし、楽曲もよい英国ジャズ･ロックバンドのアルバム。

個人的に好きになれない、ハットフィールド＆ザ・ノースとともに。全体的なひねり具合がいまいち少なかろうが多かろうがどうもカンタベリー一派は小部屋を循環しているような印象を受ける。自分のなかでジャズロックとは、見当の付かぬ大いなる境地へと誘ってくれるはずのものなのでカンタベリー・サウンドは少々固苦しい。メロトロンぐらいで驚くまい。

個人的には好き。Hatfield好きなら聴けると思うが、全体的にいまいちひねり具合が少ないのも事実。ﾒﾛﾄﾛﾝが一瞬だが導入されたのには驚いた。

‘ガラスのような’という形容がピッタリのカンタベリー・サウンド。アラン・ゴウエンのキーボードばかり言及されるけど、「ワールズ・オブ・ジン」のフィル・リーのギターを聞いて。めくるめく陶酔感を味わって欲しい。

若くして、白血病で惜しくもこの世を去ったアラン・ゴウウェンが残した傑作。ヒュー・ホッパーが参加した2NDもよいが、とっつきやすさ、聴きやすさでは、この1ＳＴに軍配が上がる。ほんと、この人の書く曲には、癒されます。夜、寝る時に聞くにも最高です。一度、聴いてみてください。オススメ。