Gang Starr

Gang Starr (ギャングスター) プロフィール

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過去・現在含め最も完成された1DJ+1MCのユニット、Gangstarr。この2人の軌跡はまさに奇跡。90年代ヒップホップ・シーンを語る上で彼らはなくてはならぬ存在であり、少しでもヒップホップというものに興味を持った者なら、Gangstarrは必ず通過しなければいけない関所のようなものだ。

Gangstarrは、Guru(Gifted Unlimited Rhymes Universals 本名Keith Elam、1966年7月18日マサチューセッツ州ロックスバリー生まれ)、DJ Premier (本名Chris Martin、1969年3月3日ニューヨーク州ブルックリン生まれ)から成る2人組ヒップホップ・ユニットだ。GuruはPremierに出会う前から既にGangstarrとして12インチを3枚程、45 Kingのプロデュースでワイルド・ピッチからリリースしていた。そのGuruの元へPremierがデモ・テープを送り、 87年頃DJとして加入、1DJ+1MCとしてのGangstarrが結成された。

1989年、1st「No More Mr. Nice Guy」でアルバム・デビューを果たす。このアルバムは何と1週間半という短期間で制作された「電子レンジ・アルバム」であったそうだ。後のクラシックとなる"Manifest"は、当時ブルックリンにいたGuruとテキサスの大学寮にいたプレミアの間で電話を通じて作られたらしい。そして、この曲こそが彼らの運命を変えるものとなったのだ。"Manifest"を聴いた映画監督スパイク・リー(ヒップホップ嫌いとして有名であった)は、自分の映画『Mo Better Blues』のシングルをGangstarrに依頼してきたのだ。その曲があの"Jazz Thing"であった。

"Jazz Thing"のイメージが強烈であったためか、その頃のGangstarrは所謂ジャズ・ヒップホップ/アシッド・ジャズというカテゴリーに括られ、本人達の意図しないところでブームの一端を担う役割を果たすようになる。また同時期に活躍していたTribe Called QuestPete Rock & C. L. SmoothMain Sourceと比較されることも多かった。

91年、セカンド・アルバム「Step In The Arena」をリリース。古いジャズやファンクをサンプリングし、今までのヒップホップにない新しいスタイルを打ち出すようになる。この頃、PremierはKRS-OneRakimから作品プロデュースのオファーがあったというが、自分にまだ自信がなくその話は引き受けなかったという。

しかし 翌92年の「Dairy Operation」の頃には、どうやってビーツを作るのか分かるようになり、Premierの特徴とも言えるジャズ(もしくはファンク)が持つタイム感を最大限に生かした独特のビートやサウンドを既に確立していた。この世界遺産に指定したくなるようなPremierの 職人技に、リスナーは彼の名前がクレジットされているレコードを買い漁り、ヒップホップ・アーティストの中にも多くのフォロワーが発生するといった現象が起きる。

一方、自らもその声質は才能の一つだと認知しているMCのGuruは、新たなプロジェクトJazzmatazzを発足。N'Dea DavenportRoy AyersRonnie FosterDonald Byrdといったアーティストをフィーチャーさせ、趣味性の高い作品「Jazzmatazz」をリリースし新たなファンも獲得。GuruがJazzmatazzの活動をしていた頃、PremierはFu-SchnickensNasJeru The DamajaBuckshot LeFonque(Branford Marsalis)らの作品のプロデュースを手がけ、着実に天才プロデューサーとして認知されるようになっていった。

94年にリリースした4thアルバム「Hard To Earn」を制作していた時期、GuruとPremierのの仲はかなり険悪であった。しかし、トラブルを抱えながらも"Mass Apeal"といった傑作を収めたこのアルバムは大ヒットを記録する。Premierはこの作品で、サンプリングしたネタをループすることから、チョップ(ネタをバラバラにして加工して使う)する手法を用いるようになり、極端にミニマルなループを作り出すようになった。

その後、各々Jazzmatazzやプロデュース業に忙しくしていたが、98年、5作目となる「Moment Of Truth」をリリースする。Chrysalisの閉鎖からVirgin傘下のNoo Trybeへ移籍しリリースしたこの作品では、解散という危機を乗り越え、お互いを唯一無二の個性を持つDJ/MC、そしてアーティストとしてリスペクトし合い完成させた傑作として高い評価を得た。

その後、Gangstarrの集大成的枚組みベスト盤「Full Clip」を発表。最近では停滞気味であった東シーンを活性すべく、Premierは自分のスタジオD&DスタジオのレーベルD&D Recordsから精力的にリリースを重ね、2003年に入ってからは、Eminem主演の映画「8Mile」のサントラに新曲を提供するなどしていた。

そしてオリジナル・アルバムとしては実に5年ぶりとなるニューアルバム「Ownerz」を6月にリリース。アルバムからのリード・シングル"Skills / Natura"は先にプロモ盤が出回り、プリモのタイトな音作りと、時代に流されず自分達のスタイルを独自に進化させたそのサウンドに渋谷近辺ではかなり話題となった。新作には、Boy Bigをフィーチャーしたフックが印象的なセカンド・シングル"Nice Girl,Wrong Place "を始め、Snoop Doggが参加した和風トラックの"In This Time"など話題の楽曲もいくらか収録しつつ、全体的にアンダーグラウンドの薫り漂うクール、かつエモーショナルな作品に仕上がった。

以前あるインタビューでPremierは自分達のビートは前作とは明らかに違っているのに、必ずGangstarrだとわかるはずだと言っていた。またPremierは多くのアーティストと仕事をしてきたが、Gangstarrが最も実験的なことができる場であるとも言っていた。そう、Premierが創るビートは常に進化している。そのビートにまるでパズルが合わさるかのように完璧にハマるのはGuruのラップだけなのだ。誰も追いつけない究極のヒップホップ・ユニット、それがGangstarr

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